開始4年、転換期を迎えたスキー場共通回数券 アースホッパー

スキー場 国内

2024年9月18日、冬と夏の施設を合わせて全国70か所以上で利用できる共通施設回数券「アースホッパー」の販売が開始されました。
大きな変更があった料金の仕組みと、どのような利用の仕方をする人にメリットがあるかを考察しました。

10月23日、対象スキー場に川場スキー場を追加
11月8日、対象スキー場に今金町ピリカスキー場を追加
11月22日、対象スキー場に丸沼高原スキー場を追加

(注)アースホッパーのHPの情報が頻繁に変わっています。
   正確な情報は、HPをお確かめください。

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アースホッパー

アースホッパーは、全国の対象スキー場、マウンテンバイク、ウェイクボード、パドルなどの施設でも利用可能な共通回数券です。

対象スキー場

対象スキー場は、昨年から5か所減り、新たに3か所が加わりました。
昨年と同様に、発表後に対象スキー場が増える可能性が有ります。
今シーズンよりチケット制となり、スキー場によりチケット1枚、あるいは2枚必要となります。
(太文字が2チケット必要なスキー場です)

対象 :52か所
北海道:名寄ピヤシリスキー場
    カムイスキーリンクス
    ぴっぷスキー場(新規)
    キャンモアスキービレッジ(新規)
    さっぽろばんけいスキー場
    キロロスノーワールド:2枚
    ニセコアンヌプリ国際スキー場
    今金町ピリカスキー場(11/8追加)
岩手県:安比高原スキー場
    八幡平リゾート パノラマスキー場・下倉スキー場
    夏油高原スキー場
    網張温泉スキー場
宮城県:マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ
    みやぎ蔵王えぼしリゾート
秋田県:たざわ湖スキー場
山形県:Asahi自然観スノーパーク
    蔵王ライザワールド
    湯殿山スキー場
福島県:会津高原 南郷スキー場
    会津高原たかつえスキー場
    会津だいくらスキー場
群馬県:パルコール嬬恋リゾート
    オグナほたかスキー場
    川場スキー場(10/23 復活)
    ホワイトワールド尾瀬岩鞍
    丸沼高原スキー場(11/22 復活):2枚(2/28までは1枚)
新潟県:ムイカスノーリゾート
    ニノックススノーパーク
    キューピットバレイ
    舞子スノーリゾート
    湯沢中里スノーリゾート
    ロッテアライリゾート:2枚(3/3以降は1枚)
    赤倉観光リゾートスキー場:2枚
    神立スノーリゾート
    池の平温泉アルペンブリックスキー場
富山県:あわすのスキー場
福井県:福井和泉スキー場
山梨県:カムイみさかスキー場
長野県:白馬コルチナスキー場/白馬乗鞍温泉スキー場:2枚(3/3以降は1枚)
    竜王スキーパーク
    黒姫高原スノーパーク
    斑尾高原スキー場
    タングラムスキーサーカス
    戸隠スキー場(新規)
    八千穂高原スキー場
    御嶽スキー場
    つがいけマウンテンリゾート:2枚
兵庫県:ちくさ高原スキー場
    スカイバレイスキー場
    ハチ高原・ハチ北スキー場
    アップかんなべ
広島県:恐羅漢スノーパーク
愛媛県:久万スキーランド(昨年は入場料別途:今年は記載無し)

対象から外れたスキー場

  • 北海道:ニセコ モイワ スキーリゾート
  • 宮城県:セントメリースキー場(廃止)
  • 群馬県:川場スキー場(10/23 復活)
  • 群馬県:丸沼高原スキー場(11/22 復活)
  • 長野県:白馬八方尾根スキー場

夏の対象施設

マウンテンバイク 12か所
  • ニセコ・コロポックルバイクパーク(NINE)
  • トレイルアドベンチャー(よこはま、フジ、栗東、久山、吉野ヶ里)
  • e-TRAIL PARK (浅間、海老名、南箱根)
  • パルコール嬬恋リゾート
  • 富士見パノラマリゾート マウンテンバイクパーク
  • アップかんなべ
ウェイクボードなど 5か所
  • citywave Tokyo Sakaimachi:2枚
  • TRIBEマリーナ:2枚
  • 静波サーフスタジアムPerfectSwell:2枚
  • 琵琶湖ウェイクボード Cover:2枚
  • CORAL PARK:2枚
パドル 6か所
  • Water&Snow SPICE:2枚
  • Stripes:2枚
  • Crib Inawashiro:2枚
  • R-LABO:2枚
  • atami_sup:2枚
  • CORAL PARK:2枚

料金

アースホッパーの早割が無くなり、チケット制となりました。
「プロ」はチケット枚数が多く全スキー場で滑走可能です。
「スタンダード」、「ライト」、「スーパーライト」は、スノーリゾートクラブと同様な実質共通回数券です。
また次の6か所のスキー場は2チケット必要です。

  • キロロスノーワールド
  • 丸沼高原スキー場(2/28までは1枚)
  • 赤倉観光リゾートスキー場
  • つがいけマウンテンリゾート
  • ロッテアライリゾート(3/3以降1枚)
  • 白馬コルチナスキー場/白馬乗鞍温泉スキー場(3/3以降1枚)
名称 プロ スタンダード ライト スーパーライト
対象 53か所
条件 1スキー場
2回まで
早割
料金 79,800円 49,800円 29,800円 19,800円
チケット 120枚 14枚
(15枚:9/30まで)
7枚 4枚
チケット単価 665円 3,557円
(3,320円)
4,257円 4,950円

詳細はHPをご覧ください。

お友達紹介プログラム

アースホッパーを持っている方から、初めて購入するお友達に紹介コードまたは紹介URLを送り、
お友達が購入すれば、紹介者には500円分のポイント、お友達はアースホッパー初回購入時に使える500円分のクーポンがもらえます。

紹介者   :500円分のポイント
紹介された人:アースホッパー初回購入時に使える500円分のクーポン


2024年9月18日、株式会社Pioneerwork発表のプレスリリースより

 

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アースホッパーがお勧めの人

対象スキー場の1日券は6,000円~8,000円ぐらいですが、早割で4,000円~6,000円ぐらいで購入可能です。
地理的なことを考慮すると、アースホッパーを最も有効に利用できる方は、関東、甲信越にお住まいの方で、いろいろなスキー場を楽しまれたい方にとって魅力的な回数券です。

競合は、20か所前後のスキー場が滑れる共通シーズン券、スノーリゾートクラブとマックアースジャパンになると思います。
加えて、TAKASU MOUNTAINS SEASON PASS、兵庫メジャーズ 8スキー場共通シーズン券などある程度決まったスキー場を多く滑る人にとっては、共通シーズン券の方が魅力的でしょう。

アースホッパー プロがお勧めの人

早割リフト券の平均購入価格を5,000円とすると、アースホッパープロは16回以上滑ればお得になります。
全国8か所以上スキー場巡りをしたい、今まで滑ったことのないスキー場をたくさん訪れたい人にお勧めです。

アースホッパー スタンダードがお勧めの人

1チケットの料金は、対象のスキー場の早割リフト券より安く、15回滑る方にお勧めです。
2チケットの料金より、対象スキー場の早割リフト券の方が安い可能性が有ります。

アースホッパー ライトがお勧めの人

1チケットの料金は、対象のスキー場の早割リフト券より安く、7回滑る方にお勧めです。
2チケットの料金より、対象スキー場の早割リフト券の方が安いでしょう。

アースホッパー スーパーライトがお勧めの人

早割を買い忘れた方にお勧めです。
1チケットの料金は、対象のスキー場の早割リフト券より安い場合あります。
2チケットの料金は、対象スキー場の通常料金より割高になります。

アースホッパーと対象スキー場との料金比較表

〇:アースホッパーがお得
△:スキー場による
✕:スキー場での購入がお得

    プロ スタンダード ライト スーパー
ライト
1チケット
対象スキー場
通常
早割
2チケット
対象スキー場
通常 ×
早割 × ×

過去の料金

2024/2025シーズン(再掲)
名称 プロ スタンダード ライト スーパーライト
対象 52か所
条件 1スキー場
2回まで
早割
料金 79,800円 49,800円 29,800円 19,800円
チケット 120枚 14枚
(15枚:9/30まで)
7枚 4枚
チケット単価 665円 3,557円
(3,320円)
4,257円 4,950円
2023/2024シーズン
名称 アンリミテッド スタンダード ライト
対象 52か所
条件 1スキー場
2回まで
1スキー場2回
合計16回まで
1スキー場2回
合計7回まで
早割 59,000円 39,800円
料金 65,000円 42,800円 27,800円
単価
(料金/最大利用回数)
早割:567円
625円
早割:2,486円
2,675円
早割:ー
3,971円
2022/2023シーズン
名称 アンリミテッド スタンダード ライト
対象 38か所
条件 1スキー場
2回まで
1スキー場2回
合計16回まで
1スキー場2回
合計7回まで
早割 45,000円 29,800円 26,410円
料金 60,000円 38,800円 27,800円
単価
(料金/最大利用回数)
早割:592円
789円
早割:1,863円
2,425円
早割:3,773円
3,971円

 

最後に

今シーズンから料金システムが大きく変わりました。
「プロ」はチケット枚数が多く、昨シーズンまでと同じ使い方が可能です。
一方、「スタンダード」、「ライト」、「スーパーライト」は、実質的には、同一スキー場での利用回数制限のある共通回数券です。
同様なサービスにスノーリゾートクラブが販売するスキー場共通回数券がありますが、こちらは回数制限がありません。
滑りたいスキー場と、利用回数、単価を比較して購入する券を決めればよいと思います。

また、2チケットのスキー場はお得感がなく、多くの場合で他に安くリフト券を購入する方法があります。
今後は、チケット枚数を増やし、3チケット、2チケット、1チケットが必要なスキー場、のような区分けをしてはどうでしょうか。

 

2024/2025 誰でも買える スキー場 共通シーズン券 はこちら

コメント

  1. 川場と丸沼は消えていますが?

    • ご指摘ありがとうございます。
      修正しました。