日本のスキーブランドでは、小賀坂、ID Oneなどが有名ですが、世界には数多くのスキーブランドがあります。
外国製のスキーを履いている人も多く、その板がどこの国のメーカーかはよくご存じだと思います。
しかし、製造メーカーの親会社がどこの国の会社か、知らない人も多いのではと思いクイズにしてみました。
問題
次のスキーブランドを所有している会社はどこの国の企業でしょうか。
(スキーを製造している会社の親会社(含む親会社の親会社))
Atomic(アトミック)
Blizzard(ブリザード)
Dynastar(ディナスター)
K2(ケーツー)
Rossignol(ロシニョール)
Salomon(サロモン)
Völkl(フォルクル)
(ABC順)
ヒント
(空欄を入れています)
この5ブランドの親会社(含む親会社の親会社)は次の国の企業です。
アメリカ、イタリア、スウェーデン、中国
(五十音順)
答え
(空欄を入れています)
Atomic(アトミック)/Salomon(サロモン)
答え:中国
アトミックは、1955年創業のAtomic Austria(オーストラリア)で製造されています。
そして、サロモンは、1947年創業のSalomon Group(フランス)で製造されています。
両社の親会社は、Amer Sports(フィンランド)で、その親会社がANTA Sports(中国)になります。
Blizzard(ブリザード)
答え:イタリア
ブリザードは、1945年創業のBlizzard Sport(オーストリア)で製造されており、親会社はNordicaブランドなどを持つをTecnica Group(イタリア)です。
K2(ケーツー)/Völkl(フォルクル)
答え:アメリカ
フォルクルは、1923年創業のVölkl Ski International(ドイツ)で製造されています。
そして、ケーツーは、1964年創業のK2 Sports(アメリカ)で製造されています。
両社の親会社は投資会社のKohlberg & Company(アメリカ)です。
Rossignol(ロシニョール)/Dynastar(ディナスター)
答え:スウェーデン
ロシニョールは、1907年に創業されたSkis Rossignol(フランス)で製造され、投資会社のAltor Equity Partners(スウェーデン)とBoix-Vives ファミリーの共同所有です。
ディナスターは、1969年にロシニョールに買収されています。
最後に
いくつ正解されましたか?
2019年に中国企業がアトミックとサロモンブランドを持つアメヤスポーツを買収したニュースは衝撃的でした。
世界的にウインタースポーツは堅調ですが、スノーボードの台頭があり、スキー人口は激減しています。
日本でもスキー板のメーカーの淘汰が進んでいますが、世界的に見ても厳しい状況が続いているようです。
今後、更なるブランドの統合が進むかもしれません。
コメント
効率化して共存して頂ければ良いけど。。。
親会社が同じあのブランドとこのブランドのブーツは今年からデザインが違うだけですってのは嫌だなぁ。
アメヤの2つのメーカー?ブランド?もワックスかけていると、色々と同じなんだなぁって思います。。。
トップとテール付近はアイロン当たらないし。
他のメーカーと比べるとエッジが細いし。
先にビンディングの名前を揃えないのかねぇ。
メーカーが極端に少なくなって、同じ板ばかりでどれが自分の板だかわからなくなる、なんて事だけは嫌っす!
どこのメーカーも同じ製法で作っているので、一般の人には値段(材料)の違いしか分からなくなってきた気がします。
そうすると、コスメティック(化粧)の違いが、唯一の差別化要因がなくなるかもしれません。