年間降雪量世界一、日本一はどこ?

スキー・スノーボード・雑記

今週は、雪が降り続いていますね。

多い年にはどれだけ雪が降るのか、年間降雪量世界一、日本一の記録を調べてみました。

年間降雪量

年間降雪量とは文字通り1年間に降った雪の量となりますが、降雨量と違い測定方法によって変わってきます。

それは、同じ重さ(重量)の雪が降ったとしても、雪の状態により積雪量(深さ)が変わってくるためです。

気象庁では、レーザー光を用いて一時間毎の積雪量(cm)の測定を行っており、その累計が年間降雪量となります。

また、1月1日~12月31日の年間データであり、ひとシーズンの降雪量ではありません。

注)海外の降雪量測定方法は未調査です。

年間降雪量 世界一

NOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration:アメリカ海洋大気庁)によると、ひとシーズンにおける降雪量の世界一は、1998/99シーズンに、米国ワシントン州Mt.Baker(マウントベーカー)で記録された、2895.6 cm(1,140インチ)とのことです。

約29 mとは、オフィスビルだと6階から7階の高さになります。

Mt Baker Ski AreaのHPにあった写真をご覧ください。

リフトの中間駅ですが、ジャンプ台のようですね。

この写真を見るだけで、雪深いことが良く分かります。

(上)雪解け後のリフト中間降り場
(下)シーズン中の中間降り場

Mt Baker Ski AreaのHPより

年間降雪量 日本一

では、年間降雪量日本一はどこでしょうか。

気象庁は全国の観測所で、各種気象データを測定しています。

その中で見つけた年間降雪量日本一は、豪雪と温泉で有名な青森県酸ケ湯(すかゆ)で2006年に記録された2168 cmでした。

また、この年の最深積雪は 453 cmでした。

また、よく最深積雪世界一と出てくるのが、1927年2月14日に滋賀県米原市伊吹山で観測された1182 cmです。

しかし、残念ながら伊吹山では降雪量の記録は行われていませんでした。

降雪量と積雪量は単純に比例するわけではありませんが、伊吹山の最深積雪が酸ヶ湯の約2.6倍であることを考えると、伊吹山でも約3000 cmの降雪があった可能性もあります。

世界の豪雪地帯

意外に思われる方もおられますが、日本は世界でも有数の豪雪地帯です。

特に札幌を始め、これだけの人が豪雪地帯に住む国は他にはありません。

日本以外の豪雪地帯としては、

「北米大陸の西海岸にあるロッキー山脈の西側、アメリカ五大湖のエリー湖南岸、ロシアのカムチャツカ半島、チリのアンデス山脈、ノルウェーの西海岸、トルコからジョージアにかけての黒海南東岸山岳地帯、イラン西部の高地、天山山脈西部」 wikipediaより

があげられるそうです。

最後に

雪国の方の生活に影響がでるほどの降雪はいりませんが、多くのスキー場でゴールデンウィークまで楽しめる雪が降ってほしいですね。

コメント

  1. スキー凸凹研究所さま、いつも更新を楽しみにしております。

    日本、そして世界とスキー関連の情報をいつもありがとうございます。
    NHKを見ているようでとっても楽しいです!

    • 毎日の日課さん、
      いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
      これからもゆる~く続けていきますので、よろしくお願いします。