【練習日誌23-9】基本が大切、ということを再認識しました

スキー

「基本が大切」とよく言われます。
十分理解していて、行っているつもりでしたが、できていないことが多々あることに気が付きました。

 

足首を曲げる

前傾姿勢を保つために、常に足首を曲げて(緊張させて)おく必要があります。
足首が緩むと後傾になり、板のトップを使うことが難しくなるので、急斜面だと暴走してしまいます。
大変重要なことで、スキーの基本中の基本であることは十分理解しており、今までも気を付けて練習をしてきました。
そして、意識をしなくてもブーツのタンに脛が当たる状態で滑っていると思っていたのですが、それが大きな間違いでした。
コブの吸収の練習をしているとき、ふとしたことで気が付いたのですが、右外足のターンが終わり、左外足のターンに入る時、一瞬左足の脛がブーツから離れているではありませんか。
よくよく動きを確認してみると、吸収する時に内(左)腰が僅かに引け、それにつられて足首の角度が緩くなっています。
そして、その後に足首を入れる動きが行われていました。
この一瞬の足首の弛みにより、谷回りで左外足のとらえが遅くなり、コブで破綻する一因になっていたようです。

 

コブの吸収

コブを滑る上で、コブの吸収は最重要事項の一つです。
もちろん、今までもコブの吸収を意識して滑っていました。
しかし、そのタイミングについて間違っていた、というほどではありませんが、タイミングが少し違っていたようです。
今までは、板のトップがバンクに到達した後、十分に減速してから吸収動作を行うイメージでしたが、これでは少し遅かったようです。
思い返せば、過去に何度も聞いたことがある、コブを吸収しながら減速(ずらす)することが重要であることに、今更ながら気が付きました。
要は、吸収を開始するタイミングを少しだけ早くすることで、スムーズにコブを乗り越えて行けるようになりました。
これは感覚的なことなので、実際にそんな動きになっているかどうかは分かりませんが、今までと違う感覚を得られたことは確かです。

 

板を体から離しすぎない

体と板の位置関係は、滑り方によって変わってきます。
コブでは、板は常に体の下でコントロールしますが、整地の滑りでは角付け(エッジング)を行うために、板を体の横に出す必要があります。
しかし、板を体から離しすぎると内倒になるので、適切な位置関係が必要です。

このブログを昔から読んでいただいている方はご存じだと思いますが、昔の骨折の影響で右足の筋力が著しく弱く、片足で立つこともままなりませんでした。
また、右膝の半月板もないのでスクワット等の関節がすり減る可能性のある運動を極力行ないようにしてきました。
しかし、スキーの上達にはある程度の筋力は不可欠で、今年に入り少しだけ負荷の高い筋トレを始めました。
その結果、今までできなかった右外足時の中間姿勢がとれるようになってきたことで、体と板の位置関係がずいぶんと改善されてきています。
右外足に重みを伝えることができ、山回りで板がより戻って来るようになり、体と板の距離も近いので、板の撓みの開放も行いやすくなった気がします。
今は柔らかい中斜面ぐらいまでの、条件の良いゲレンデでのみ行えますが、より筋力を強化し、対応できる場所を増やしていきたいと思います。

 

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