【オフトレ日誌21-2】スキーの課題と鵞足炎(がそくえん)の関係

スキー

今オフシーズンの課題のひとつとして、右足への適切なポジションでの荷重に取り組んでいました。その成果として、先週のブログで喜びを報告しましたが、その後、右足への荷重が行えるようになったことで違う問題が発生しました。
それは、右膝の内側の違和感(ちくちくした痛み)です。

利き足への荷重、スムーズになってきました(^.^) はこちら

鵞足炎(がそくえん)

右膝は骨折と半月板の手術をした部位なので、違和感には大変敏感です。
直ぐにネットで調べ、鵞足炎という病名にたどり着きました。
「鵞足」とは「がちょうの足」と言う意味で、膝を曲げるための3本の筋肉、縫工筋、半腱様筋、薄筋が、脛骨(すねの骨)に繋がる部分を指します。
鵞足炎とは、その部分が炎症を起こすことです。
原因としては、変形性膝関節症、内側半月板損傷、過度の運動、ハムストリング(太股の裏の筋肉)の硬さなどがあげられていました。
半月板の手術をしているので「内側半月板損傷」はもちろんですが、膝付近の骨折(脛骨・腓骨近位端骨折)以来、正座を行うことができなくなったので、「ハムストリングの硬さ」が大きな要因ではないかと考えました。

スキーの課題と鵞足炎の関係

ストレッチの方法を探し始めたのですが、その時、(自分にとって)衝撃の動画を発見しました。
それは、鵞足炎を誘発しやすい2つの動きの説明で、正に自分のスキーの課題の(矯正が必要な)動きでした。

その動きとは次の2つです。

  • 着地した後、膝が内側に入る
  • 足を前に出すときに、上げた足側の腰が前に出る

この動作をスキーで行うと次のようになります。

  • 山回りで、スキー板のインエッジの荷重が強くなり、切替が難しくなる
  • 谷回りで、内腰が板の進行方向より外側を向き、外向が強くなる

ぴったり、自分のスキーの課題と一致しています。
スキーで出来なかったことは、普段の生活の動作に原因があったのです。
考えてみれば当たり前のことですが、鵞足炎の痛みがでて原因を調べるまで気が付きませんでした。

課題解決策

課題解決策としては、ハムストリングの柔軟性を増すことと同時に、それらの筋肉にストレスをかけない動きをすることです。

具体的には、次の動きを身に着けることが必要となります。

  • 膝が内側に入り過ぎないように、太ももを外旋する筋肉を鍛える
  • 前に足を出すときに、反対の腰を同時に前に出し歩く

私の場合は、右太ももの外旋と、左腰を前に出す動きです。

最後に

人間長く生きると、知らず知らずに癖が大きくなり、それが普通に変わってしまっています。
そして、そのことに気が付くことが大変です。
今回、運よく自分の癖を発見できたので、これらの矯正を行っていきたいと思います。

 

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