去る2020年9月17日、ゴアテックスの発明者 Robert W. Goreさんが83年の生涯を終えられました。
謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
ゴアテックス (GORE-TEX)
スノーヤーの方で、知らない人はいないですよね。
ウェアなどの生地として利用される、内側からの汗は放出するが、外から入ってくる雨は防ぐという夢のような素材です。
高級なウェアにはまずまちがいなくゴアテックスが利用されています。
普段何気なく使っていたのですが、ゴアさんの生涯を調べて多くのことが分かりました。
まず、ゴアテックスが人の名前だったということです。
テックス(TEX)はたぶん生地(texture)の略語だと思うので、GORE-TEXとは、「ゴアさんの作った生地」という意味だったんですね。
また、ゴアテックスの性能も年々進化していて、新しいGORE-TEX INFINIUMとうブランドを立ち上げました。
W. L. Gore & Associates
ゴアさん社長を務め、ゴアテックスの特許を持っている会社名は、W. L. Gore & Associatesといいます。
W. L. Goreは、お父さんの名前で、お父さんが起こした会社です。
意味は、「W. L. Goreとその仲間たち」、従業員を大切にする会社で有名なようです。
日本にも、日本ゴア合同会社が1974年に設立されています。
用途
初期の用途は電気ケーブルの被覆材だったんですね。
ゴアテックスはフッ素を含んでいるので、通常のプラスチックスに比べ耐久性が高く、IBMがコンピュータのケーブルに採用しています。
また、耐放射線性も高く、アポロ計画でも採用され月面にも着陸したそうです。
近年では、その用途が広がり自動車や医療機器にも利用されています。
最後に
なんとなく知っていたゴアテックスですが、調べてみると用途の多さに驚きました。
多くの産業の発展に貢献された、Robert W. Goreさんに感謝です。
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