シーズンも近くなってきたので、今夏のオフトレの途中経過をご報告します。
いつもの夏のように、超地味なオフトレ(矯正)を行っています。
目標
目標はずばり、真っすぐ立つことです。
もう少し正確に言うと、無意識で立った時に、左右の足が(前後にずれず)真横になっていることを目指しています。
何言ってんだこいつ、って感じですよね。
骨盤の歪み
まずは現状を説明します。
過去のブログをご覧になった方はご存じだと思いますが、私は無意識に立つと右腰が前に出ています。
その結果、立った時に右足が1、2センチ前にでた状態になっています。
目を閉じ、左右の足を揃えた状態と思ったところで目を開けて足元を見ると、右足が前にでた状態です。
そう、無意識では当然のこととして、意識しても左右の足を揃えることができないのです。
試行錯誤
日本人で右腰が前に出ていることは珍しいことではなく、むしろ普通です。
その証拠に、自然にできたコブを見ると、必ず右ターン(左外足)が直線的で、左ターンが大きく膨らんでいます。
これは、後ろに位置する左外足のとらえが遅く、板を回しこむことができにくく、前に位置する右足は自由に動かせるので深回りで制御動作が多いことが起因しています。
このように左右の腰に前後差があることは仕方ないことですが、問題はその差の大きさです。
このことについてはずいぶんと前から気が付いており、試行錯誤を続け改善してきていますが、まだ許容範囲というところまでには至っていません。
次に、今まで行ってきた矯正方法です。
お尻歩き
数年前に取り組んだのがお尻歩きです。
骨盤周辺の筋肉が固くなっていると何もできないので、柔らかくするために始めました。
始めたばかりのころは前進するのに上半身全体を使う必要がありましたが、だんだんと下半身だけで進めるようになってきました。
動画では前進のみ行っていますが、後進も違う難しさがあり、よい練習になりました。
右足踵荷重
次に昨年取り組んだのが立ち止まった時に、右足踵に荷重することでした。
私の軸足は左足で、信号などで立ち止まると無意識に左足に荷重が多くなっていますが、ちゃんと踵あたりに荷重が出来ていいました。
しかし、立ち止まる時に右足に体重を乗せようとすると、どうしてもつま先よりに荷重をしてしまい、その後、踵よりに荷重位置が移動する2段モーションになっていました。
原因は、右股関節の前傾(頭の位置でほんの数センチです)が少なく、膝も伸展しすぎていることでした。
【オフトレ日誌21-1】利き足への荷重、スムーズになってきました(^.^) はこちら
右太ももの外旋
次に顕在化してきた問題が、右足を着地する時の動きでした。
- 着地した後、膝が内側に入る
- 右足を前に出すときに、右腰が前に出る
この動きが一因で鵞足炎になりましたが、次のことを行うことにより症状が緩和しました。
- 膝が内側に入り過ぎないように、太ももを外旋する筋肉を鍛える
- 右足を出すときに、左腰を同時に前に出し歩く
【オフトレ日誌21-2】スキーの課題と鵞足炎(がそくえん)の関係 はこちら
右股関節の緊張など
ここまできても、まだ骨盤は開いたままでした。
右腰が前に出て、左足を出すときに左腰を右腰に揃えることしかできません。
骨盤の捻じれがなく、左右の骨盤が前後に動かないように歩く方法を試行錯誤しました。
右つま先を開く、右足裏の重心移動をより外側にする、右太ももの外旋を強める、いろいろ試したがしっくりきません。
強く意識している時はなんとか左腰が遅れずに付いてきてくれるのですが、違和感がありすぎて無意識で出来る感じがしませんでした。
かすかな光
そんな、悶々としたオフシーズンを過ごしていた9月のある日、何かの拍子で閃き、右足太腿裏の筋肉(大腿二頭筋?)で、左腰を前に出す動きをしてみました。
そうすると、出来ました\(^o^)/ ではなく、ぜんぜんできませんでした。
左足太腿裏の筋肉は難なく動きます。
右足には、このほんとうに小さい、捻る動きをする筋肉が無かったのです。
今までのリハビリの経験からこのようなことはよくあり、筋肉は本当に繊細だと感じていました。
この捻る筋肉を意識して歩くと、予想通り筋肉痛になりました(笑)
最後に
原因が分かったことは大きな前進です。
あとは、歩きながら筋肉をつけていきたいと思います。
【オフトレ日誌21-2】スキーの課題と鵞足炎(がそくえん)の関係 はこちら
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