鉄ちゃんなら常識!? 何もかもが特別仕様、日本唯一のガーラ湯沢駅

スキー場 国内

みなさんご存じ、ガーラ湯沢スキー場は新幹線のガーラ湯沢駅と直結のスキー場です。
滑らずに駅を見に来る鉄ちゃんをときたま見かけます。

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路線

まずは基本情報からです。
知らない人にとっては驚きの事実だと思います。

在来線の駅

「新幹線で行くGALA湯沢」などと宣伝されているので、ガーラ湯沢駅は新幹線の駅だと思っている人が多いのではないでしょうか。
JR東日本の路線図にも新幹線の駅として掲載されています。
しかし、実は新幹線の駅ではなく、上越線の支線にある在来線の駅で、在来線を新幹線が走っています。
この支線、線路幅(軌間)は標準軌(1,435 mm)で、在来線の電車は走ることができません。

ガーラ湯沢駅と同様に、福岡県にある博多南駅も新幹線が停車する在来線の駅です。

越後湯沢駅の料金表です。
在来線の料金表にガーラ湯沢駅が掲載されています。

最安値

ガーラ湯沢駅と越後湯沢駅間が、新幹線車両に乗れる最安値の区間で、250円(乗車券150円+自由席特急券100円)で利用できます。
同駅間はスキー場が運行する無料シャトルバスが走っていますが、新幹線の方が始発の時間が早いため、早く滑り始めたい方は越後湯沢からブーツを履いたまま新幹線に乗り込む人もいます。
あっ、知り合いです(^^;

保線区

もともと、ガーラ湯沢駅のある場所は上越新幹線の保線区として利用されていて、今でも現役です。
夏の間は、回送の新幹線も停まっているようです。

ガーラ湯沢駅を降り、地上にでると越後湯沢保守基地への車両の入り口があります。

新幹線のホームから、各種保守車両を見ることができます。

 

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営業期間

冬季限定

ガーラ湯沢駅は、ガーラ湯沢スキー場の営業開始予定日から営業「終了日」まで営業を行います。
時刻表には、スキー場の営業開始予定日から営業「終了予定日」までのダイアが掲載されています。
小雪などの影響でスキー場の営業開始が予定日より遅れても、時刻表通りに駅の営業は行われますが、スキー場の営業終了日が早まった場合、最終営業日を持って駅の営業は終了します。

2022/2023シーズン
  • 当初の営業予定日:2022年12月16日(土)~2023年5月7日(日)
  • 駅の営業日   :2022年12月16日(土)~2023年4月23日(日)
  • スキー場の営業日:2022年12月20日(火)~2023年4月23日(日)

最終電車

駅の電光掲示板には、次に発車する新幹線の時刻が掲示されます。
通常の日の終電であれば、翌日の始発が掲載されます。
しかし、シーズンの最終新幹線電車の場合は、次に発車される新幹線の時刻が掲示されることは無く、営業終了の文字が流れます。

懐かしの2階建て新幹線です。

 

駅舎

スキー場直結

新幹線のホームは1階、改札は2階です。
改札を出ると、そこは既にスキー場のセンターハウスで、インフォメーション(チケット売り場)のカウンターが並んでいます。
その向かいに、ひっそりと新幹線の路線図と一台の自動券売機があります。

改札の先にインフォメーションが見えます。

 

駅構内図です。
センターハウスの中に改札があることがよく分かります。

秘境駅?

新幹線の駅の中で、臨時駅(季節営業)は、ガーラ湯沢駅のみです。
また、便数も少なく、下りは朝に上りは夕方に集中する、訪れるハードルの高い駅です。

 

最後に

センターハウスで、たまに明らかに他の人と違う行動をしているひとを見かけます。
服装は街中にいるような格好で、一眼レフカメラを持っているのですぐ分かります。
SNSで「ガーラ湯沢駅」を検索すると、乗り鉄の声が聞こえてきますよ。

 

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