動きがありました、白馬さのさか(譲渡)、ヤナバ(譲渡)、エコーバレー(営業中止)スキー場

スキー場 国内

2022年に入り、ブルーキャピタルマネジメントが運営するスキー場に動きがでてきました。

ブルーキャピタルマネジメント

2018年にマックアースより、4か所のスキー場を譲渡されスノーリゾートの経営に乗り出しました。長野県の青木湖畔のホテル、ヤナバスキー場も買収し白馬方面に力を入れていこうとしていることが良く分かります。
しかし、2018/2019シーズンは通常の営業ができましたが、2019/2020シーズンの記録的な小雪、そして新型コロナウイルスの影響をうけ、苦しい状況が続いています。

運営スキー場

  • Blue Resort MINOWA(福島県)
  • Blue Resort エコーバレー(長野県)
  • Blue Resort 白馬さのさか(長野県)
  • Mt.乗鞍スノーリゾート(長野県)

休止中のスキー場

  • Blue Resort ヤナバ(長野県)

白馬さのさか

2020/2021シーズン、一度は営業中止を発表しましたが、地元の強い要望を受け営業を行いました。
しかし、2021/2022シーズン、10月6日に早々と営業中止を発表しました。
最近は利用者が利用者は2万~2万5千人と低迷しており、赤字であることが容易に想像できます。

そのような状況の中、2022年8月1日頃、ブルーキャピタルマネジメントのHPの、スキー場一覧から白馬さのさかが消え、8月8日頃、スキー場のHPが「現在サイト制作準備中です。」となりました。
また、2022-2023 Hakuba Valley 全山共通シーズンパスの利用可能スキー場から白馬さのさかが外れました。

9月中旬、存続が心配されていていましたが、不動産開発会社の株式会社プラネット(東京)のHPにプロジェクトHAKUBA SKI RESORT Sanosakaとしてスキー場が掲載されました。
一部報道によると、近隣に宿泊施設の建設も計画されているようです。

国税庁 法人番号データベース
  • 2017年10月10日 新規 株式会社白馬さのさか
  • 2018年10月1日 商号又は名称の変更 株式会社Blue Resort白馬さのさか
  • 2022年7月12日 商号又は名称の変更 株式会社White Resort白馬さのさか

ヤナバスキー場

株式会社プラネット(東京)のHPに「日本初 プライベートスキークラブプロジェクト」としてヤナバスキー場が掲載されています。
ただし、ブルーキャピタルマネジメントのHPのスキー場一覧にヤナバは残ったままです。(近いうちに削除される可能性はあります。)
こちらの情報も、正式な発表が待たれます。

Blue Resort エコ―バレー

2020/21、2021/22シーズンは、新型コロナウイルスの影響で営業中止でした。
正式発表はまだですが、一部報道によると今シーズンの営業も中止のようです。

エコーバレーにブルーキャピタルマネジメント経営の宿泊施設が無くスキー場のみの運営です。
同じ長和町にあり、隣接したほぼ同規模のブランシュたかやまの経営状況も苦しく、年間2億円もの公的資金が投入されています。
白樺湖周辺には11か所のスキー場が密集し、少なくなった利用者を奪い合っているのが現状です。
寂しい話ですが、この地域では町が所有するスキー場しか、生き残れないかもしれません。

10年間で20億円の補助! 公設民営化を目指すブランシュたかやまスキーリゾート はこちら


エコーバレースキー場のHPより

Blue Resort MINOWA

年間利用者が6万人前後と安定していて、小雪の2019/2020シーズンには利用者が7万6千人に達しました。
その後、コロナ下で利用者が半減しましたが、今シーズンは9月1日から早割シーズン券の販売を始めました。
営業中止や身売りの噂も聞くことが無く、ブルーリゾート傘下のスキー場の中では一番経営が安定しているようです。

Mt.乗鞍スノーリゾート

2019/2020シーズンの深刻な雪不足、その後の新型コロナウイルスの影響で、利用者が激減し3シーズン連続で赤字が続き、スキー場の売却先を探していると信濃毎日新聞で報じられました。
2021/2022シーズンは、地元の人の後押しで、営業を継続することを決定しました。
一方、経営母体が違いますが、一体となってスキー場を運営していたMt.乗鞍スノーリゾート 休暇村エリアは、同シーズンの営業を行いませんでした。
厳しい状況が続いており、今後の動向から目が離せません。

最後に

経営が悪化しているスキー場は、今までと同じことをしていたのでは復活は望ません。
買収する企業があるということは、なんらかの黒字化の策があるということです。

株式会社プラネットは、ニセコのスキー場近くで住宅を販売しています。
同社のHPは英語が溢れているので、海外の裕福層への販売を考えているようです。
白馬でも同じような戦略がとられるのでしょうか。
正式発表を待ちたいと思います。

 

2022/2023 スキー場の運営会社変更、名称変更、リフト新設など はこちら
2022/2023 閉鎖する(かもしれない)スキー場 はこちら

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