昨シーズンに続き、今シーズンもBlue Resort エコーバレーの営業中止が決まりました。
昨年、一度はオープン予定日を2020年11月28日(土)と発表しましたが、新型コロナウイルスの影響で営業中止としました。
その後、地元自治体の強い要望により、営業を再検討したのですが、最終的に営業中止となりました。
今年は既に地元との調整は終わっているようで、営業中止は変わりそうにありません。
また、昨シーズンは営業中止の発表後、地元からの強い要望により営業を行った、Blue Resort 白馬さのさかも、今シーズンの営業中止を発表しました。
ブルーキャピタルマネジメント
2018年にマックアースより、4か所のスキー場を譲渡されスノーリゾートの経営に乗り出しました。
長野県の青木湖畔のホテルを買収し、ヤナバスキー場の運営権も手に入れていてホームページに新たなロゴも掲載しています。
2018/2019シーズンは、通常の営業ができ、さあこれからというときに、記録的な小雪、そして新型コロナウイルスの影響をうけ、苦しい状況が続いています。
運営スキー場
- Blue Resort MINOWA(福島県)
- Mt.乗鞍スノーリゾート(長野県)
- Blue Resort 白馬さのさか(長野県)
- Blue Resort エコーバレー(長野県)
Blue Resort MINOWA
毎年の利用者が6万人前後と安定しています。
Mt.乗鞍スノーリゾートを抜き、4か所のスキー場の中では最も利用者が多くなっています。
Mt.乗鞍スノーリゾート
一昨年度の深刻な雪不足、昨年度の新型コロナウイルスの影響で、2017年度対比で利用者は5割減となり、スキー場の売却先を探していると信濃毎日新聞で報じられました。
また、3シーズン連続で赤字が続いているとのことです。
その後、地元の人々が背中を押してくれて、営業を継続することを決定したとの報告がありました。
しかし、経営母体が違いますが、一体となってスキー場を運営していたMt.乗鞍スノーリゾート 休暇村エリアは、今シーズンの営業を行わないと発表しました。
3年連続赤字と言うことは、黒字化するためには現在の倍以上の利用者が必要と言うことで、経営が厳しい状況には変わりありません。
Blue Resort 白馬さのさか
昨シーズン、一度は営業中止を発表しましたが、地元の強い要望を受け、一転、営業を行いました。
しかし、10月6日、今シーズンの営業中止を発表しました。
毎年の利用者は2万~2万5千人程度です。
Blue Resort エコーバレー
箕輪、Mt.乗鞍スノーリゾートには系列のホテルもあり、白馬さのさかは近隣のホテルの買収、ヤナバスキー場の復活計画とスノーリゾートとしての方向性が見えていました。
一方、エコーバレーはスキー場のみの運営で、かつ隣接しほぼ同規模のブランシュたかやまは年間2億円もの公的資金が投入されています。
違う言い方をすれば、毎年2億円の赤字と言うことです。
白樺湖周辺には11か所のスキー場が密集し、少なくなった利用者を奪い合っています。
資金援助がないスキー場が生き残るのは大変なことのように思えます。
エコーバレースキー場のHPより
10年間で20億円の補助! 公設民営化を目指すブランシュたかやまスキーリゾート はこちら
2021/2022 閉鎖する(かもしれない)スキー場 はこちら
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