SAJ、SIAスキー検定合格者のデータを分析してみました。
まだの方は、「回答者のプロフィール、検定別合格者数」からご覧ください。
【アンケート結果】回答者のプロフィール、検定別合格者数 はこちら
【アンケート結果】JSBA、SAJ、SIAスノーボード検定合格者の特徴 はこちら
SAJスキー検定の合格者
SAJスキー検定には274名の方が合格されていました。
2級を合格された方が265名と全合格者の97%にのぼります。
逆の言い方をすれば、5級、4級、3級のみ合格された方は9名(3%)のみということで、中には学校行事で受験必須だった方もおられました。
2級合格後の各検定の合格者、資格の取得者割合です。
- 2級 > 1級 :83%
- 1級 > テクニカル:31%
- テクニカル > クラウン :35%
- 1級 > 準指導員 :31%
- 準指導員 > 指導員 :53%
まだ1級受験中の方がいることを考慮すると、2級に合格された後、ほとんどの方が1級を目指していると考えられます。
また、技術力を問われる1級とテクニカル、そしてクラウンの間に大きなレベルの差があることが見てとれます。
次に1級の次の目標、テクニカルプライズ合格者と準指導員資格取得者を見ていきたいと思います。
テクニカルプライズのみ合格している方、準指導資格を取得されている方、両方お持ちの方が、だいたい3分の1づつでした。
- テクニカルプライズ合格者 :39名
- テクニカルプライズ合格と準指導資格取得者:30名
- 準指導員資格取得者 :38名
年代別プライズ合格者と指導資格取得者
次に年代別のプライズ合格者と指導資格取得者の割合を見てみましょう。
現時点での所有資格ではなく、合格したことのある検定をお聞きしたので、年代が上がるにつれ合格者の割合が増えるのが普通です。
実際、準指導員と指導員資格の取得者は高年代ほど高い合格者の割合になっています。
しかし、テクニカルとクラウンプライズの合格者の割合は年代を重ねても合格者の割合がほとんど変わっていません。
これは若い世代に合格する方が多く、年を重ねても合格者が増えないことを意味しています。
スポーツなので致し方ない面もありますが、あまりにも中年には冷酷な結果です。
しかし、50代のみなさん、希望を捨てず、がんばってください。
#なぜ、特定の年代だけを応援するかは秘密です(笑)
SIAスキー検定の合格者
SIAスキー検定合格者には48名の方が合格されていました。
SIAの国際スキー技術検定は受験のための条件がなく、シルバー、ゴールドなど、どのメダルからでも受験可能です。
また、指導種目はステージ Ⅱからの取得も可能です。
シルバーの合格者が23名と最も多く、ゴールドの19名と続きます。
人間の心理でしょうか、セミXXより、ゴールド、シルバー、ブロンズの合格者(たんぶん受験者も)が多くなっています。
中にはスーパーゴールドを受験された方もおられましたが、残念ながら合格には至らなかったようです。
また、スノーボード教師資格はステージ Ⅱから取得する人が多いようです。
SAJとSIAスキー検定の難易度比較
検定でよく話題にのぼるSAJとSIAスキー検定の難易度を考察してみたいと思います。
まず初めに、SAJとSIAスキー両方の検定に合格した方の、各検定で最も難易度の高い資格を抽出しました。(除くクラウン、指導員資格)
テクニカルに合格している方は全員ゴールドに合格しています。
ゴールド合格者の約半数は1級に合格しています。
1級合格者は全員、ゴールドかセミゴールドに合格しています。
以上のことから検定の難易度は次のように考えられます。
セミゴールド < 1級 < ゴールド < テクニカル (難易度高)
母数が20名と少ないことから、確実とは言えませんが、傾向は分かると思います。
合格者数 | 2級 | 1級 | テクニカル | セミゴールド | ゴールド |
8 | 〇 | 〇 | |||
6 | 〇 | 〇 | |||
2 | 〇 | 〇 | |||
3 | 〇 | 〇 | |||
1 | 〇 | 〇 |
最後に
アンケート結果はいかがでしたか。
今回は346名という大変多くの方にご回答いただいたので、集計に時間がかかりました。
しかし、回答者が多い分、特徴がはっきりと分かるデータになったのではないでしょうか。
日をあけて、またデータを眺めてみたいと思います。
その時に、新たな発見がありましたら、【アンケート結果 その4】としてご報告したいと思います。
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