スキー場は数多くの国に存在します。
それら、世界のスキー場の状況を2004年から追い続け、定期的に更新を行っているレポートの第13版(2021年4月)がWebで公開されています。
その中から、世界でスキー・スノーボードができる国の数についてみていきたいと思います。
出典:2021 International Report on Snow & Mountain Tourism, 13th edition – April 2021
著者について
著者のLaurent Vanatは、スキービジネスとスキー場経営の専門家です。
2004/05シーズンから、スイスのスキーリゾートをアルプスや北米のスキーリゾートと比較するためのレポートを作成し始めました。
その後、調査対象国を2009年には7カ国、2009年には72カ国に拡大しました。
スキー場がある国
68ヵ国
レポートでは、リフトが有り、雪上を滑れるスキー場のある国をカウントしています。
スノーマット、グラススキー場などはカウントしていません。
かつて、スキー場があった国
4ヵ国
以前ブログで紹介したボリビアを含め、コロンビア、アフガニスタン、アルジェリアにスキー場があったそうです。
アフガニスタンに平和が訪れ、スキー場が復活してほしいですね。
世界で最も高いところに「あった」スキー場とレストラン Chacaltaya はこちら
スキー場は無いが、滑走が可能な国
14ヵ国
冬に雪が降ったり、氷河があったり、ハイクアップすれば雪上を滑ることが可能な国です。
枯葉の上や、砂丘は滑れても滑走可能とはしません(笑)
ヨーロッパ
- モルドバ共和国
アジア
- ブータン
- ミャンマー
- インドネシア
- シリア
インドネシア以外は、普通にスキー場が造れそうです。
アフリカ
- コンゴ共和国
- エチオピア
- ケニア
- タンザニア
- ウガンダ
標高が高いので、赤道直下でも氷河が有ったり、雪が降るんですね。
南米
- エクアドル
- ペルー
- ベネゼエラ
- ニカラグア
屋内スキー場
3ヵ国
以前、ブログでご紹介したドバイ首長国連邦を始め、世界中ではどんどん屋内スキー場が建設されています。
- オランダ
- アラブ首長国連邦
- エジプト
注)作者調べ。スキー場のある国は除きました。
砂漠の中のスキー場 Ski Dubai はこちら
合計
さて、雪の上でスキー・スノーボードを楽しめる国を足すと、合計は
89ヵ国
でした。
最後に
現在開催中の北京オリンピックには、91の国と地域が参加しています。
冬季五輪には氷上の競技もあるので単純比較はできませんが、スキー・スノーボードができる国の数とほぼ同じですね。
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