駅から徒歩圏のスキー場は数あれど、改札とセンターハウスが繋がっているスキー場は多くはありません。
そんな、鉄ちゃん+スキー・スノーボーダー垂涎の的のスキー場をご紹介します。
駅直結のセンターハウス
ガーラ湯沢駅
東日本旅客鉄道 上越線(上越新幹線ではありません)
ガーラ湯沢スキー場
関東圏の人であれば知らない人はいないガーラ湯沢駅。
スノーヤーにとどまらず、鉄ちゃんの間でも超有名な駅です。
スキー場のために造られた駅であり、なにもかもが特別仕様。
上越新幹線に乗っていける駅ですが、実は在来線の駅であったり、最も安く新幹線の車両に乗れたり、鉄道ファンの心をくすぐる、日本唯一のあるあるも満載です。
twitter のフォロワーさんに教えていただいたのですが、索道(リフト)も超珍しい仕様とのことです。
ゴンドラ降り場の1階下が新幹線のホームです。
左側に、ホーム上の屋根が見えています。
越後中里駅
東日本旅客鉄道 上越線
湯沢中里スノーリゾート
元祖、駅直結のスキー場。
跨線橋を昇り二階にある駅の東側の改札を出ると、そこがセンターハウスです。
駐車場とスキー場の間に旧車両合計11両を利用した、休憩所もあります。
上越新幹線ができる前は、上野発の夜行列車「シーハイル上越」が運行していました。
動画のように通り抜け自由なので、ランチで駅前の食堂に行けます。
駅と超至近距離のセンターハウス
トマム駅
北海道旅客鉄道 石勝線
星野リゾート トマムスキー場(駅直結エリアは廃止?)
トマム駅は、トマムスキー場のためだけの駅で、駅から陸橋をわたりスキー場に直接行くか、宿泊者は送迎バスでホテルに向かうことになります。
残念ながら、現在は駅直結エリアは営業をしていないようです。
地図を拡大すると、駅からスキー所まで陸橋がかかっていることが分かります。
夕張駅(廃駅)
北海道旅客鉄道 石勝線 夕張支線(廃線)
マウントレースイスキー場
夕張駅の廃駅に続き、スキー場の廃止の危機でしたが、なんとか今シーズンの再開にこぎつけました。
こちらも少しだけ駅から離れています。
面白山高原駅
東日本旅客鉄道 仙山線
スノーパーク面白山(廃止)
駅はまだありますが、スキー場は閉鎖してしまいました。
正確には改札に直結はしていませんが、駅構内を出て数メートルにセンターハウス(リフト乗り場)があったようです。
雪が降ると、スキー場への交通手段が鉄道だけという、駅名の通り大変面白いスキー場でした。
仙台市と山形市を結ぶ幹線にあり、今では秘境駅として人気を博しています。
中三依温泉駅
野岩鉄道 会津鬼怒川線
みよりファミリースキー場(廃止)
かつて、ロープトゥのみのゲレンデがありました。
現在は、キャンプ場として営業中のようです。
上越国際スキー場前駅
東日本旅客鉄道 上越線
上越国際スキー場
この駅はセンターハウスが駅に直結しているわけではありませんが、改札のない仮設のようなホーム脇の階段をおり、すぐ目の前にセンターハウスがあります。
名前見ればわかるように、もともとは上越国際スキー場のために設置された冬季のみ営業する駅でした。
駐車場の向こう側が駅のプラットフォーム、左側がセンターハウスです。
土樽駅
東日本旅客鉄道 上越線
土樽スキー場(廃止)
かつて、株式会社コクド(現株式会社プリンスホテル)が運営していた、こじんまりとしたスキー場があったそうです。
冬鳥越駅(廃駅)
蒲原鉄道 加茂線(廃線)
冬鳥越スキーガーデン
冬鳥越駅はかつて存在した駅で、加茂線の廃線と共になくなりましたが、スキー場は今でも現役です。
「沿線唯一の誘客施設として1932年(昭和7年)末に蒲原鉄道直営で約1万6000坪のスキー場を開設した。最盛期(昭和30年代)の日曜日には約2,500人のスキー場利用客があったという。1967年(昭和42年)スキートロイカを設置。翌年にはリフトに置き換えし、7月には共同で出資した冬鳥越リフト株式会社を設立した。やがて降雪が不安定なことや他地域のスキー場開発により利用客は下降線をたどっていった。
1998年にいったん営業停止となり、2000年から市営スキー場として再開している。」Wikipediaより
ゲレンデからセンターハウス(駅舎があった場所)を望む。
Shokakuzuikakuさん撮影 CC 表示-継承 3.0
津南駅
東日本旅客鉄道 飯山線
マウンテンパーク津南スキー場(廃止)
かつては、駅舎の線路を挟んで反対側からリフトが架かっていたそうです。
始めに、駅からスキー場への連絡リフトが廃止になり、その後スキー場が廃止になりました。
西武球場前駅
西武鉄道 狭山線と山口線
狭山スキー場
池袋から40分、日本で2番目に早くオープンするスキー場です。
10月にスキー、スノーボードを担いで電車に乗るさまは、注目を集めます。
また、西武球場で行われるアイドルのイベントとかち合うと、場違い感を味わえます(笑)
駅舎とスキー場は繋がっているわけではなく、100mぐらい歩きます。
ヤナバスキー場前駅(廃駅)
東日本旅客鉄道 大糸線
ヤナバスキー場
スキー場が2015/16シーズンを最後に営業を中止、駅は廃止されました。
ブルーキャピタルマネジメントのHPに、ヤナバスキー場の新しいロゴが発表されており再開に向けて準備をしていましたが、新型コロナウイルスの影響で先行き不透明です。
スキー場が営業再開できれば、駅も復活する可能性があると思います。
三井野原駅
西日本旅客鉄道 木次線
三井野原スキー場
三井野原のスキー場のセンターハウスは、駅のホームから数十メートルの所にあります。
しかし、残念ながら昨シーズンで町営のリフトの営業を終え、今シーズンからは民宿が運営するロープトゥのみの営業となるようです。
道後山駅
西日本旅客鉄道 芸備線
高尾原スキー場(廃止)
かつては、線路の西側にもホームがあり、冬には賑わったそうです。
今でも、センターハウスの跡がはっきりと分かりますね。
最後に
冬になると、越後湯沢近辺では電車からスキー・スノーボードのウェアを着込み、板を手に持った人が降りてくることも珍しくありません。
中には、スキーブーツを履いて電車に乗る強者もいます。
鉄道とスキー場が密接な関係にある証拠ですね。
コメント
やっと身体のハリが取れてきました。
所長さんみたいにオフトレしないとダメだなぁ。。。
エランのボイジャーにグリップウォークソールのウォークモード付きブーツなら、家から履いて行く日もそう遠くは無いはず?
スイスならふつうの光景なんでしょうけどね。
私は足がムレムレになりそうなので辞退いたします。
ガーラはすごいですね。
たまたま留置線がそこにあり、たまたまなんとかスキー場にできる山だったからできたスキー場。。。
しかも関東方面方向から折り返しが無い方向。
留置線を作ろうとしてた時にスキー場まで考えてなかった?はずなので、けっこうな奇跡的スキー場ですね。
留置線というよりは、保線用だったようです。
ホームとは別に線路が敷設されていて、いつも保守用の車両が留まっています。
バブルの時代だからこそできたスキー場ですね。
感謝です。
土樽駅 土樽スキー場(廃業)
なんてのもありましたね。
ありがとうございます。
追記しました。
スキーリゾート天栄の時、お世話になりました。
その内行こうと思っていると、なくなりますよね。
結局、土樽も天栄を行けませんでした!