暑い日が続きますね。
こんなときに、涼みにスキー、スノーボードに行けたら最高ですよね。
日本でも屋内スキー場があるのでスキー、スノーボードは可能なのですが、天然雪がいいなと思い野外の年中無休のスキー場を調べてみました。
年中無休のスキー場
氷河の上で夏でもオープンしているスキー場があることは知っていたので、年中無休のスキー場はたくさんあるだろうと思っていたのですが、意外や意外、世界でたったの2か所しかありません。
ひとつは、オーストリアのヒンタートックス(Hintertux)、もう一つはスイスのツェルマット(Zermatt)です。
雪のないチロルの夏の街並みから、ゴンドラでヒンタートックス氷河まで上がる映像は魅力的です。
ツェルマット(Zermatt)については、以前ご紹介した新しいゴンドラ建設工事についてのブログをご覧ください。
営業開始! ヨーロッパ最高地点のゴンドラ Matterhorn Alpine Crossing はこちら
年中無休の条件
北半球の夏に天然雪で営業しているスキー場は10か所以上あります。
しかし、年中無休のスキー場は2か所のみです。
不思議に思ったので、その理由を考えてみました。
氷河の上にスキー場があること
世界最北端のスキー場はフィンランドのサーリセルカ・スキー・スポーツ・リゾート(Saariselka Ski & Sport Resort)ですが、北極圏にあっても夏には雪が解けてしまいます。
したがって、夏に天然雪のスキー場がオープンするには、氷河があることが必須の条件になります。
雪が降りすぎないこと
北欧にも夏に営業しているスキー場があります。
しかし、これらのスキー場は、雪が降りすぎることにより冬に営業を中止します。
春から秋までの営業なので、通年営業になりません。
日本だと、月山や奥只見のような感じですね。
Tバーリフト1本で25コース!? ノルウェーの氷河スキー場がオープン Galdhøpiggen Summer Ski Center はこちら
経済的理由
スキー場の運営に集客は重要です。
日本でもそうですが、スキーは雪質が良いときに滑りたいという方が大半なので、春・夏にスキー、スノーボードをする人はそこまで多くはありません。
そこで、集客に期待ができるサマーバケーションに合わせて、夏の1,2か月の間のみ営業するスキー場が多いのではないでしょうか。
“IMG_0914” by r_kerber is licensed under CC BY-NC-SA 2.0
Hintertux Glacier、オーストリア
最高地点は 3,250 m、年中無休のスキー場です。
日本からのスキー・スノーボードツアーが数多く催行されているスキー場です。
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