2023年10月6日(金)、氷河スキー場以外で、北半球のスキー場で最も早く、フィンランドの2か所のスキー場、Ruka(ルカ) ski resourtとLevi(レヴィ) ski resortがオープンしました。
雪を固めて冬まで保存
北極圏に位置するルカとレヴィですが、オープンまでに大量の降雪があるわけではありません。
ほとんどのスキー場では、シーズン初めに人工造雪機や人工降雪機によりゲレンデを造りますが、ルカとレビィではシーズン終了後に、雪を集め大きな畝を造り、巨大な白布(断熱シート)を被せて雪を保存し利用します。
この方法はどのスキー場でも行えるわけではなく、夏の気温が関係してきます。
レビィの7月の平均気温は14度で、この温度であれば夏の間の融雪は5~10%ほどだそうです。
エコロジーでかつコストが押されらえて、いいことずくめですね。
動画で、雪を巨大な白布で覆う作業が見れます。
この作業は1か月も続くそうです。
白くなっている部分が保存されている雪です。
ルカ・スキーリゾート(Ruka ski resort)
10月から翌年6月まで9か月間も滑れる、最も長い期間営業できるスキー場です。
ここ最近、モーグル・ワールドカップの開幕戦はルカで開催されています。
今シーズンも、2023年12月2日(土)に開幕戦が予定されています。
2019年は、ワールドカップ初出場の川村あんり選手がいきなり2位となり、衝撃を与えました。
2023/2024 モーグル ワールドカップ 日程・結果 はこちら
ほぼ北極圏に位置し、冬は日が昇らないのでナイター設備も充実しています。
“Ruka at night” by Pakkaslumi_ is licensed under CC BY-NC-SA 2.0
レヴィ・スキーリゾート(Levi Ski Resort)
近年、11月中旬にワールドカップのスラロームが行われる、フィンランド最大のスキーリゾートです。
冬至を挟んで極夜(きょくや)になる期間もあり、滑りながらオーロラを楽しむことができます。
日本との時差は9時間、ライブ映像です。
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