ついに、ついに、100%天然雪、大雪山黒岳スキー場がオープンです。
当初のオープン予定は11月14日(土)でしたが、残念ながらオープン延期になっていました。
今週は高温が続いており、天然雪のスキー場のオープンは難しいと思っていたので、予想外の喜びです。
標高は正義
近年の暖冬傾向で、スキー場の標高が重要なことがクローズアップされています。
ほんのちょっとした気温の差により、雨になるか、みぞれになるか、雪になるかの違いがどれだけ長い間営業できるかの分かれ目になります。
昨年、あれほどの小雪でしたが、標高の高いスキー場は4月でも意外と雪が残っており、日本で最も高い場所にあるリフトのかかるスキー場、横手山・渋峠スキー場は天然雪でなんと6月まで営業ができました。
黒岳スキー場は北海道にあるというだけではなく、北海道で最も高い標高1300mにベースがあります。
植生では、常緑針葉樹林に属し、もう少しで森林限界を迎える高さです。
本州で、この植生は南北アルプスなどごく一部の高山で見られるのみです。
積雪100cm
積雪100cmがオープンの目安です。
黒岳スキー場は国立公園内にあります。
草木を傷つけないように、他のスキー場よりオープンする積雪の目安が深くなっています。
チャレンジングなスキー場であれば、積雪50cmぐらいでもオープンすることがあります。
ただ、50cmだと圧雪車を入れることができないので、普通の方が思い描いているようなゲレンデにはなりません。
圧雪された50cmであれば、普通のゲレンデです。
大雪山国立公園
1934年に指定された大雪山国立公園、なんと日本一の広く、総面積が226,764ヘクタール(2267.64平方キロメートル)あるんですね。
といっても想像できないと思いますが、沖縄県とほぼ同じ面積で、東京都、大阪府、香川県より広いですよ。
最後に
スキー場のオープンの話題、何度聞いてもいいですね。
今週末、新たにオープンするのは人工造雪機のスキー場のみとなるかもしれませんが、週末から平年並みの寒さにもどるので、月末にかけてどんどんオープンしていくと思います。
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