リフト1日券8800円のルスツリゾートを「25時間券+5」で滑り倒す方法

スキー場 国内

北海道ルスツリゾートが1日券8,800円と発表した時、スノーヤーの間で衝撃が走りました。
軽井沢スキー場の1日券8,000円(未確定)のうわさなどがありますが、9月12日時点で日本一高い1日券です。
そのルスツがまたもや驚きのリフト券「25時間券+5」を発表しました。

チケットの仕組み

先ず始めに、時間券の仕組みを説明します。

5時間券

ルスツで販売されている、「5時間券」は一度ゲートをくぐると、最後にゲートをくぐれるのは4時間59分後です。
一般の方は5時間連続で滑り続けることは体力的に厳しく、途中でランチや休憩時間をとりますが、その間も時間が消費されます。
一方、仮に9時に5時間券を利用開始した場合、最後にゲートをくぐれる時間は13時59分となりますが、その後リフトに乗り滑って降りてくる時間は5時間に含まれず、実際は5時間+α楽しむことができます。

25時間+5

「25時間+5」券は25時間+5時間、合計30時間滑れる券です。
これだけ聞くと、ちょっと長い時間券と思うかもしれませんが、そうではありません。
この券は、連続30時間券ではなく、1時間券の30枚セットで、かつシーズン中いつ利用してもよいというものです。
極端なことを言えば、1日1時間づつ30日滑ることも可能です。
また、1時間券は、利用を開始してから59分後にゲートを通過することができます。
その後、リフトに乗り滑り降りてくるまで、早くて15分ぐらい、ゆっくり滑れば30分ぐらいかかります。
そうすると、1時間券で1時間30分ほど楽しめることになります。

お勧めの使い方

お勧めの使い方はずばり、1日に1時間券を3枚利用し10日間滑ることです。
先ほど説明したように、1時間券は上手く使えば1時間30分ぐらい楽しむことができます。
3枚利用するということは、4時間30分楽しめるということで、1日の滑走時間としては十分な時間です。
これは、公式HPのイラストでも説明されていて、午前に2枚の1時間券を使い、ランチ後に1枚利用するというものです。

また、下山時に移動に利用する、「アクロス第1・アクロス第2ペアリフト・イーストゴンドラ1号線、タワーペアリフト」は無料です。

トップアップ5時間券

「25時間券+5」券を購入者の特典として、トップアップ5時間券(1時間券x5枚)を何枚でも購入することができます。
ちなみに、トップアップ(top up)とは、チャージする、つぎ足すと言う意味です。


ルスツリゾートHPより

料金

「25時間+5」券は前売りのみでの販売で、シーズン中は「25時間」券となります。
先ほど説明した使い方で10日間滑るとすると、「25時間+5」券の大人料金は27,500円なので、1日あたり2,750円となりなります。
加えて、トップアップ5時間券(1時間券x5枚)を買い足していけば、1日1時間券3枚を使うとしてシーズン中ずっと1日3,000円で滑ることが可能です。

かなり体力に自信がある方でも1日滑っても1時間券が5枚あれば十分です。
「25時間+5」券であれば6日滑れることにことになり、その場合4,583円/日となります。
仮に5日で使い切る場合は5,500円/日、4日の場合は6,875円/日となります。

1日券8,800円が話題となっていますが、現実的には5日滑る方であれば、他のスキー場とほとんど変わらない値段となり、6日以上滑る方にとっては大変魅力的な料金体系と言えます。

()内はオンライン購入時の値段
前売期間:2022年11月1日(火)~12月9日(金)

 大人
(19~64歳)
シニア
(65歳以上)
中高校生
(13~18歳)
こども
(4~12歳)
5時間券7,700円
(7,400円)
5,500円
(5,200円)
5,500円
(5,200円)
3,300円
(3,000円)
25時間券(27,500円)(22,500円)(22,500円)(13,800円)
25時間券+5
(前売のみ)
(27,500円)(22,500円)(22,500円)(13,800円)
トップアップ
5時間券
5,000円
(同額)
4,000円
(同額)
4,000円
(同額)
2,500円
(同額)
1日券8,800円
(8,500円)
6,600円
(6,300円)
6,600円
(6,300円)
4,400円
(4,100円)
2日券16,600円12,200円12,200円7,800円
3日券24,900円18,300円18,300円11,700円

K-ウィンターパス 加森観光グループ共通シーズン券

「25時間券+5」という画期的なチケットが発表されましたが、そうはいっても年間20~30日滑る方にとっては、シーズン券がお得です。
K-ウィンターパスであれば、4か所のスキー場を時間を気にせずに楽しむことができます。

対象:サッポロテイネ
   ルスツリゾート
   サホロリゾート
   中山峠スキー場

早割:78,400円~157,600円(2022年9月1日~11月3日)
料金:93,000円~166,500円(2022年11月4日~)
区分:小学生以下、中・高校生、大人
   スタンダード、ゴールド、プレミアム、リピーター
特典:スクール割引、レンタル割引 他

最後に

1日券8,800円という料金が発表されたときはもう手の届かいないスキー場になるかも、と心配されましたが、ちゃんと道民の方のことを考えていてくれました。
海外の大手のスキー場では1日券が2万円を超えるところもありますが、早割シーズン券だと10万円程度と手の届かない価格ではありません。
日本でもこのような、シーズン5~6日以上滑ってくれる人を優遇するスキー場が増えてくるのではないでしょうか。

 

前売25時間券+5 (30時間券) はこちら

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