【考察】2年目を迎え、発展の道筋が見えてきたスキー場共通回数券 アースホッパー

スキー場 国内

2022年6月28日、全国30か所以上で利用できる共通スキー場回数券「アースホッパー」の販売が開始されました。
その後、8月1日に対象スキー場の追加、価格改定、そしてお友達紹介プログラム、10月19日にアースホッパーライトの発表がありました。

昨年、販売が始まった時、その料金の安さに話題が沸騰しました。
しかし、利用できるスキー場を増やすことは難しいと思っていましたが、見事に弱点を克服し、いくらでも対象スキー場を増やすことができる仕組みを導入し2年目に突入です。

アースホッパー

アースホッパーは、全国30か所以上のスキー場を滑ることができる共通回数券です。
昨年から利用可能なスキー場の入れ替わりや、料金の変更などがありましたが、9回(早割は7回)以上利用できる方にとっては、お得な回数券です。(リフト券が平均4,500円の場合)

また、夏のゲレンデでMOUNTAIN BIKEのコース、リフト利用も可能になりました。

対象 :38か所
北海道:カムイスキーリンクス
    さっぽろばんけいスキー場
    札幌国際スキー場(8/1 追加)
    めむろ新嵐山スカイパーク
    キロロスノーワールド
    ニセコアンヌプリ国際スキー場
    ニセコ モイワ スキーリゾート
青森 :青森スプリング・スキーリゾート
岩手 :安比高原スキー場
    八幡平リゾート パノラマスキー場・下倉スキー場
    夏油高原スキー場
宮城 :みやぎ蔵王えぼしリゾート
秋田 :たざわ湖スキー場(8/1 追加)
山形 :Asahi自然観スノーパーク
   :湯殿山スキー場
新潟 :ムイカスノーリゾート
    ニノックススノーパーク
    キューピットバレイ
    舞子スノーリゾート
    湯沢中里スノーリゾート
    神立スノーリゾート
    ロッテアライリゾート
    赤倉観光リゾートスキー場
群馬 :丸沼高原スキー場(9/1 追加)
    ホワイトワールド尾瀬岩鞍
    オグナほたかスキー場(9/1 追加)
    川場スキー場
    パルコール嬬恋リゾート
長野 :斑尾高原スキー場
    竜王スキーパーク(9/1 追加)
    つがいけマウンテンリゾート(8/1 追加)
    黒姫高原スノーパーク
    開田高原マイアスキー場(9/6 削除)
山梨 :カムイみさかスキー場
兵庫 :スカイバレイスキー場
    アップかんなべ
    ちくさ高原スキー場(10/4 追加)
    ハチ高原スキー場/ハチ北高原スキー場(10/4 追加)
愛媛県:久万スキーランド(入場料は別途)

アースホッパー アンリミテッド

早割:45,000円(~2022年7月31日)
料金:60,000円(改定)49,999円(2022年8月1日~)
区分:小学生以下、大人
条件:1スキー場あたり2回まで利用可能
特典:MOUNTAIN BIKE 提携MTBコース利用料、リフトなどの施設利用 など

アースホッパー スタンダード

早割:29,800円(~2022年7月31日)
料金:38,800円(改定)35,000円(2022年8月1日~)
区分:小学生以下、大人
条件:1スキー場あたり2回、合計16回まで利用可能

アースホッパー ライト

早割:26,410円(2022年10月19日~年11月20日)
料金:27,800円(2022年11月21日~)
区分:小学生以下、大人
条件:1スキー場あたり2回、合計7回まで利用可能

詳細はHPをご覧ください。

HP

お友達紹介プログラム

紹介者、紹介された人双方にメリットのあるプログラムです。
紹介された人は最大3,990円の割引(アースホッパー アンリミテッドとRental+購入時)が受けられます。

紹介者   :500円分のポイント
紹介された人:アースホッパー購入代金が5%OFF

HP 

スキー場の増減

今シーズン、新たに10か所のスキー場が加わりました。
西日本のスキー場は4か所増え、計5か所になりました。

  • 青森県 青森スプリング・スキーリゾート
  • 山形県 湯殿山スキー場
  • 秋田県 たざわ湖スキー場
  • 群馬県 オグナほたかスキー場
  • 長野県 黒姫高原スノーパーク
  • 長野県 竜王スキーパーク
  • 兵庫県 アップかんなべ
  • 兵庫県 ちくさ高原スキー場
  • 兵庫県 ハチ・ハチ北高原スキー場
  • 愛媛県 久万スキーランド

残念ながら、今シーズンの参加を取りやめたスキー場です。

  • 長野県 エイブル白馬五竜&Hakuba47ウィンタースポーツパーク
  • 長野県 車山高原SKYPARKスキー場

アースホッパー スタンダードがお勧めの人

対象スキー場の1日券は5,000円~6,000円ぐらいですが、早割や割引券があり3,500円~4,500円ぐらいで購入可能です。
リフト券の平均購入価格を4,500円とすると、9回(早割は7回)滑ればお得になり、週末1泊2日でスキー場に行くのであれば、5回(早割は4回)行けば個別にリフト券を買うよりもお得になります。
地理的なことを考慮すると、アースホッパーを最も有効に利用できる方は、関東、甲信越、札幌周辺にお住まいの方で、いろいろなスキー場を楽しまれたい方、あるいはホームゲレンデのシーズン券を持っているが、ときたま他のスキー場を訪れたい方にとって魅力的な回数券です。


2022年6月28日、株式会社Pioneerwork発表のプレスリリースより

競合リフト券

競合となるリフト券は、20か所前後のスキー場が滑れるシーズン券、スノーリゾートクラブとマックアースジャパンになると思います。
加えて、TAKASU MOUNTAINS SEASON PASS、兵庫メジャーズ 8スキー場共通シーズン券などある程度決まったスキー場を多く滑る人にとっては、共通シーズン券の方が魅力的でしょう。

考察

昨年、アースホッパーが発表されたときに、スノーヤーに衝撃が走ったのは、その料金の安さです。
アースホッパーSNOW liteは、29,800円で30か所のスキー場を各2回まで滑走可能でした。
全スキー場を2回づつ滑った場合、1回あたりのリフト券は約500円となります。
利用者にとっては嬉しいことですが、スキー場にとってのメリットが薄く、とてもではないですが長続きはしない、ましてや単価が下がるので対象スキー場が増えることはないと思っていました。
しかし、今年から利用回数制限を加えることにより、この課題を克服しました。
また、リフト券の最低単価がスキー場にとってリーズナブルになることにより、認知度向上などの目的でより多くのスキー場が参加可能となります。

現実問題として、年間10回以上もスキー場に足を運ぶ人は全体としてはそう多くないと思われるので、16回という利用制限はそこまで大きなインパクトではなく、それよりも今後、参加スキー場が増えるメリットの方が利用者にとって大きいと思います。

一部のヘビーユーザーにとっては残念なことですが、全体を見た場合には良い変更だったと思います。

利用者にとってのメリット
  • 利用可能なスキー場が増える可能性がある
ニュートラル
  • 16回以下の利用者にとっては、早割を購入すれば料金は据え置き
利用者にとってのデメリット
  • 17回以上利用していたヘビーユーザーにとっては値上げ
シーズン 2022/2023 2021/2022
名称 アースホッパー
アンリミテッド
アースホッパー
スタンダード
アースホッパー
ライト
アースホッパー
SNOW lite
対象 38か所 30か所
早割 45,000円 29,800円 26,410円
料金 60,000円 38,800円 27,800円 29,800円
条件 1スキー場
2回まで
1スキー場2回
合計16回まで
1スキー場2回
合計7回まで
1スキー場
2回まで
単価
(料金/最大利用回数)
789円
早割:592円
2,425円
早割:1,863円
3,971円
早割:3,773円
497円

 

 

2022/2023 誰でも買える スキー場 共通シーズン券 はこちら
スキー場毎の 2022/2023「早割」シーズン券情報 はこちら

コメント