シーズンインできなくて、もやもやしている方、今年こそはコブを連続して滑れるようになりたい方に、とっておきのオフトレです。
整地では爽快に滑っているのに、コブに入ると別人になる人を見かけませんか。
そんな方々の特徴として、恐怖のあまり(?)陸上であれば絶対に行わない動きをしているのです。
これからご紹介することで、コブを滑る感覚を簡単に体感でき、かつコブが上手くなります。
コブを滑る感覚
コブを乗り越え、次のコブに滑り降りるとき、みなさんはどんな感覚ですか。
その時の感覚を得る簡単な方法があります。
自宅の近所で、少し躊躇するが飛び降りることができる高さの段差を見つけてください。
高さとしては、だいたい 50~100 cm ぐらいでしょうか。
飛び降りることに、まったく恐怖を感じない段差では意味がありません。
そして、その段差から飛び降りてください。
ジャンプ!
はい、これがコブを滑る感覚です。
図を使って、もう少し詳しく解説します。
(1)段差の上で立っている状態です。
高いところから飛び降りる時は、始めに屈みます。
そして、つま先は空中にでて、重心は踵よりです。
(2)飛び上がらずに、屈んだまま、上体を前に倒していきます。
十分前傾し足が軽くなったところで足が離れると、お臍を前に出しながら足を伸ばし、体の下に足を戻します。
(3)足が伸びた状態で着地し、屈みながら衝撃を吸収します。
段差ではこのような動きをしていませんか。
これがまさにコブの中の動きです。
コブで行わない方が良いこと
では、コブの苦手な方が行っていることは、どのようなことなのでしょうか。
先ほどの段差の上にもう一度立ってください。
あなたは、飛び降りるのが少し怖いと感じています。
その時に、立ち幅跳びのように、斜め前方に飛び上がりますか?
怖いときにそんなことをする人はまずいないと思います。
しかし、コブに苦手意識のある多くの方は、コブの出口で上に伸びあがっているのです。
結果として重心が上に移動して、より高い位置から次のコブに入ることになります。
それでなくてもコブに恐怖心を持っているのに、自分でより怖い状態にしているのです。
重心移動
次に、コブを吸収しながら滑る時の重心の移動です。
下の図は、コブをフォールライン方向に真っ二つに切り、横から見たものです。
コブ出口(落ち込む部分)を低い位置(吸収した状態)で迎えると、その後の落ち込みで足を伸ばすことによりお臍の位置の上下動が少なくなり、図中の破線のよう重心が真っすぐ進みます。
この図のスキーヤーのポジション、前の図とそっくりだと思いませんか。
なめらかなコブの吸収動作(上下動) はこちら
最後に
屋内だと椅子の上から飛び降りのがちょうどよいのですが、気を付けて行ってください。
椅子の片方に体重をかけると、椅子ごと倒れてしまいます。
#はい、私のことです(^^;
コブの滑り方のまとめ はこちら
コメント