北米最大の標高差を持つスキー場開発計画がカナダのブリティッシュ コロンビア(BC)州で2017年に許可されました。
その標高差はなんと2,260メートルに達する予定で、世界第2位になります。
バルマウント氷河ディスティネイション リゾート(Valemount Glacier Destinations Resort) は、新設予定のリゾートビレッジから、バルマウントにある二つの氷河(Twilight氷河とMcLennan氷河)に達する巨大なスキー場です。
夏は、観光と氷河スキーが楽しめる予定です。
まずは、そのスケールの大きさをご覧ください。
(1分26秒からスキー場の全体像が良く分かります。)
開発は3段階に分けて行われる予定です。
開発第一フェーズ
第一段階では、標高2,530メートルのトワイライト氷河まで達し、年間を通してスキーを楽しむことができるようになります。
リゾートビレッジまでの標高差は1,370メートルになります。
夏の観光は、カナディアンロッキー山脈の最高峰マウントロブソンの素晴らしい眺望が期待できます。
開発第二フェーズ
第二段階では、プッシュ・アロング氷河を見下ろす場所からアーサー・メイエン山を見上げる場所に到達し、夏と冬にスキー可能なエリアが広がります。
標高差は1,595メートルに達します。
また、氷河観光は世界最高レベルのものとなります。
開発第三フェーズ
第三段階では、アーサー・メイエン山の鞍部(標高3,205メートル)に到達し、夏のスキー場がさらに拡大します。
氷河のある山々の壮大な眺めを堪能できることは、夏の観光の大きな目玉になります。
バルマウント空港近くのベースまでの標高差は2,090メートルに達します。
また、追加のリフト設置により標高差2,260メートルに達する可能性があります。
“Province approves new all-season mountain resort in Valemount” by BC Gov Photos is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
現状
本来であれば既に着工しているはずでしたが、資金等の問題で2年開発開始が遅れています。
2022年までにロッジとリフトをオープンしないと承認が取り消されてしまうそうです。
この夏は新型コロナウイルスの影響で開発が進まないことが予想されますが、早くこの騒動が収まり建設に入れることを祈っています。
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