2023年 融雪前線 営業している最西端と最南端のスキー場

スキー場 国内

春になると暖かくなり、スキー場の営業も終りを迎えます。
日本列島の西から東、南から北に向かいスキー場は営業終了していきます。
今年から営業を行っている最西端のスキー場に加え、最南端のスキー場が営業を終了した日を融雪前線通過日として約4か月にわたり記録してきました。
融雪前線は、3月21日に大分県の九重森林公園スキー場をスタートし、7月5日に月山スキー場で終わりを迎えました。

定義:索道(リフト)のある「スキー場の最終営業日」を「融雪前線通過日」としました。

 

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2023年 融雪前線

九州地方

日本最西端かつ最南端の五ケ瀬ハイランドは、2022年の台風14号の影響で、スキー場につながる唯一の道路で土砂崩れが相次ぎ営業中止となりました。
よって、融雪前線は今シーズン九州で唯一営業を行っている九重森林公園からスタートします。
昨シーズンは豊富な積雪で12月11日から4月3日まで114日間の営業となりましたが、今年は予定より5日早い3月21日(火・祝)に営業を終了しました。

最西端:3月21日(火・祝)くじゅう森林公園スキー場
最南端:同上

四国地方

緯度・経度の関係で、四国地方に融雪前線が訪れることはありません。

中国地方

融雪前線(最西端)は鳥取県の鏡ヶ成スキー場に上陸しました。
しかし、4月2日までの営業予定が、融雪が進み3月22日で営業終了、融雪前線の滞在はわずか1日でした。
昨年、4月10日まで営業した わかさ氷ノ山スキー場は3月18日(土)に営業を終了しています。

最西端:3月22日(水)奥大山 鏡ヶ成スキー場

東海地方

融雪前線(最南端)は静岡県のスノーパークイエティに上陸しました。
鏡ヶ成スキー場より、ほんの少し南に位置しています。
3月31日までの営業予定が3月26日までとなりました。

最南端:3月26日(日)スノーパークイエティ

近畿地方

奥大山 鏡ヶ成スキー場が営業を3月22日に営業を終了したことにより、融雪前線(最西端)はハチ北スキー場に上陸しました。
しかし、ハチ北はぎりぎりの状態で営業を行っていたため、3月25日(土)で営業終了です。
グランスノー奥伊吹に移動した融雪前線(最西端)は、イエティ経由の融雪前線(最南端)と合流しました。
ちなみに、奥伊吹の極々一部は岐阜県です。

最西端:3月25日(土)ハチ北スキー場
最西端:4月2日(日)グランスノー奥伊吹
最南端:同上(イエティ経由)

北陸地方

4月2日にスキージャム勝山が営業を終了したため、融雪前線が訪れることはありませんでした。

中部地方

昨年と同じく、融雪前線(最西端)は高鷲スノーパークに訪れました。
融雪前線(最南端)は長野県の御嶽スキー場と開田高原マイアスキー場を経由して、高鷲で融雪前線(最西端)と合流しました。
4月30日>4月16日>4月23日と一旦は早めた営業終了予定を延長していましたが、4月22日で力尽きました。
今シーズン、山頂Tバーリフトの運行は行っていません。

最西端:4月22日(土)高鷲スノーパーク
最南端:同上(御嶽、マイア経由)

甲信越地方

融雪前線(最南端)が御嶽スキー場に上陸しました。
雨に備えるため、6日と7日の営業を中止してゲレンデの保存に努めましたが、営業を再開することができず営業終了です。
その後、前線は開田高原マイアに移動しましたが、同じく6日と7日の大雨で営業終了が早まり週末に営業を行うことができませんでした。
前線は一旦、高鷲スノーパークに向かいます。

白馬五竜、Hakuba47、渋峠はほぼ同緯度にあり、営業しているゲレンデのリフト乗り場(降り場)の位置で最南端を決めました。
5月5日、白馬五竜、Hakuba47の営業が終了し、最南端は渋峠に移動し、横手山海和ゲレンデが5月21日まで営業を行いました。

最南端:4月5日(水)御嶽スキー場
最南端:4月7日(金)開田高原マイアスキー場
最南端:5月5日(金・祝)エイブル白馬五竜スキー場(高鷲スノーパーク経由)
最南端:5月21日(日)志賀高原 横手山・渋峠スキー場

 

融雪前線(最西端)は白馬八方尾根に到達し、その後白馬五竜に移動しました。
八方、五竜、Hakuba47の営業しているリフトの最西端は、数10メートルの差しかありません。
また、栂池もほぼ同じ経度です。
5月5日、五竜、Hakuba47、栂池、シャルマン火打が営業を終えたため、前線はロッテアライに移動、そして5月7日に融雪前線(最南端)と横手山・渋峠で合流しました。
今年は志賀高原も雪が少なく、天然雪の渋峠スキー場が5月14日と昨年より3週間近く早く営業を終了し、人工降雪機で下地をしっかりと造っていた横手山スキー場海和ゲレンデの方が長く営業を行いました。

最西端:4月30日(日)白馬八方尾根スキー場
最西端:5月5日(金・祝)エイブル白馬五竜スキー場
最西端:5月7日(日)ロッテアライリゾート
最西端:5月21日(日)志賀高原 横手山・渋峠スキー場

 

東北地方

言わずと知れた最後の砦、月山スキー場。
例年であれば、リフトを使っての滑走は6月中旬まで、リフト降車場所より上部の斜面にかかるTバーリフトで7月中旬までスキー・スノーボードを楽しめます。
しかし、今年は月山も雪が少なく、下り乗車のためのリフトの架け替えが1週間早まり、リフトを使って滑ることができる大斜面と沢コースの営業は6月4日、Tバーリフトの営業は7月5日に終了しました。

最南端:7月5日(水)月山スキー場
最西端:7月5日(水)月山スキー場

 

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(参考)2022年 融雪前線

2022年に営業していた最西端のスキー場が営業を終了した日です。

  • 3月13日(日)五ヶ瀬ハイランドスキー場
  • 4月3日(日)くじゅう森林公園スキー場
  • 4月10日(日)わかさ氷ノ山スキー場
  • 4月13日(水)グランスノー奥伊吹
  • 4月26日(火)高鷲スノーパーク
  • 5月8日(日) 白馬八方尾根スキー場
    (参考)5月8日(日) エイブル白馬五竜
    (参考)5月8日(日) 栂池高原スキー場
  • 5月15日(日)ロッテアライリゾート
  • 6月3日(金)横手山・渋峠スキー場 (志賀高原マウンテンリゾート)
  • 6月19日(日)月山スキー場 沢コース(リフトを利用した滑走)
  • 7月18日(月・祝)月山スキー場 Tバーリフト

 

最後に

この融雪前線、月山スキー場が7月まで営業を行うので、北海道に上陸することはありません。
さあ、暑い夏を乗りければ、10月にはイエティのオープンです。
冬は、もうすぐそこです(笑)

 

2023年 春スキー 4月、5月以降に滑れる全国のスキー場 はこちら

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