毎年12月頃、北海道札幌市は札幌市出資団体評価システムに基づき、出資団体評価シートを公開しています。
同市が出資し、札幌国際スキー場とFu’sスノーエリアなどを運営する株式会社札幌リゾート開発公社の評価シートで、スキー場の経営状況が詳しく公開されています。
株式会社札幌リゾート開発公社
1973年に、『「札幌市長期総合計画」に基づき、昭和46年度から第1次5ヶ年計画として社会開発の推進のなか、環境破壊等から市民を守り豊かな市民生活を確立するため、自然を生かしたレクリエーション施設等の整備と温泉保養地としての定山渓地区の振興を目的として設立した。』とあります。
2021年5月13日現在、資本金10億2000万円に対して、利益剰余金が約6億4000万円ある、大変経営基盤がしっかりとした企業です。
主な出資者
- 19.6%:札幌市
- 14.7%:日本政策投資銀行
- 11.5%:JTB
- 5.8%:日本トラスティ・サービス信託銀行
主要事業
- ていねプール(手稲稲積公園 内)の管理運営
- 札幌国際スキー場事業
- 豊平峡電気自動車・レストハウス事業
- 藤野野外スポーツ交流施設の管理運営
(Fu’sスノーエリアの指定管理者)
札幌国際スキー場
札幌国際スキー場の経営も大変安定しています。
2020年度は新型コロナウイルスの影響で約9000万円の赤字となりましたが、2019年度は約5600万円の黒字でした。
市からの補助、業務委託などもなく、スキー場からの売上のみで運営しています。
過去10年、利用者は増加傾向で、2020/21シーズンの利用者の落ち込みも約27%と、大手スキー場の中では少ないほうでした。
2020/2021 利用者の多いスキー場 ベスト10
札幌国際スキー場が、軽井沢、かぐらを抑えて8位に登場しました。
その結果、白馬八方尾根がベスト10から姿を消すことになりました。
高鷲スノーパークが上位に食い込むことが考えられるので、最終的には9位となりそうです。
- 1位 志賀高原マウンテンリゾート
- 2位 エイブル白馬五竜&Hakuba47
- 3位 安比高原スキー場
- 4位 野沢温泉スキー場
- 5位 グランスノー奥伊吹
- 6位 神立スノーリゾート
- 7位 蔵王温泉スキー場
- 8位 札幌国際スキー場
- 9位 軽井沢プリンスホテルスキー場
- 10位 かぐらスキー場
最後に
札幌国際スキー場、地元に愛されているスキー場ということが分かりました。
利用者数30万人超えに期待したいですね。
利用者数トップ10の詳細にご興味のある方はどうぞ
2020/2021 利用者の多いスキー場 ベスト10 はこちら
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