この夏、日本でもお馴染みの米国カリフォルニア州にあるSquaw Valley Ski Resort(スコーバレー・スキーリゾート)が、Palisades Tahoe(パリセーズ・タホ)に名称を変更しました。
変更理由
スキー場の名前は、地名からつけられました。
しかし、「Squaw」には、先住民族のインディアンを侮辱する意味合いがあり、抗議を受け長らく論争になっていました。
今回、スキー場はその事実を認め、名称の変更に至りました。
名称変更
パリセーズ・タホは、リフト30基、58,000人/時間の輸送能力がある巨大なスキー場です。
スキー場の名前が変われば、サイン、グッツなど、多くのものの表示を変更する必要がありますが、そのリストが凄いことになっています。
ユニフォーム類
在庫分は一時的にパッチで対応、来シーズンから新規発注。
通常は毎年30~40%を新調しています。
- ユニフォーム :32,000 着以上
- アウターウェア:10,000 着
- 帽子 : 8,300 個
- その他の装飾品: 5,050 個
- ネームタグ : 8,800 枚
スキー場内のロゴなど
約5,000か所のロゴや標識の交換が必要で、そのなかでユニークなものをご紹介します。
- トイレの個室にある「Share the Mountain」のサイン:~50 個
- フニテル(ゴンドラ)の禁煙表示: ~50 枚
- 水飲み場のロゴ : ~25 個
- ロッジのゴミ箱のロゴ :~125 個
- スキー、ボード、ブーツ、ポール、ヘルメットなど、全レンタル用品に貼られているバーコードにはいっているロゴ :数千枚
- タイムレコーダーのロゴマーク: ~60 個
- テレインパーク内の表示 :~100 個
- ホテルの部屋のキーカード
- ビレッジ(ホテルなど)のロビーに敷かれたカーペット
- すべての車両に貼られたロゴ
- スキーパトロール用スノーモービルのボンネットにも貼られたロゴ
“Olympic Rings and Cauldron, Squaw Valley, California” by Ken Lund is licensed under CC BY-SA 2.0
Palisades Tahoe(パリセーズ・タホ)
1960年冬季オリンピックが開催されましたが、残念ながら日本人はメダルに手が届きませんでした。
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