(続報)FISフッ素入りワックスの使用禁止

その他

2021年6月2日に、今後のFISレースにおける「フッ素入りワックスの使用禁止」について、の続報がありました。

ご存じだとは思いますが、FIS(フランス語:Fédération Internationale de Ski、英語:International Ski Federation)とは国際スキー連盟のことです。

(続報)FISフッ素入りワックスの使用禁止

以下、全文の参考訳です。

FISは、フッ素系ワックスの取り扱いを規制するEUレギュレーション2019/1021(POPレギュレーション)およびECレギュレーション1907/2006(REACHレギュレーション)に基づき、2021/2022シーズン以降、すべてのFIS競技会においてC8フッ化炭素/PFOA(注1)を含む製品を禁止します。

フッ素系ワックスに関連する健康リスクと環境への懸念を鑑み、FISはフッ素の全面禁止に取り組み、将来的にフッ素を使用しない大会を実現するためのテスト方法の開発に引き続き取り組んでいきます。

スキー板(注2)に付着したフッ素系ワックスを即座に検知するフッ素検知器の導入は、2021/2022シーズン以降に延期されました。来るシーズンでは、ペナルティなしで、競技中に実際に検知を行い検知器をさらにテストします。

残念ながら昨シーズンはCovid-19(新型コロナウイルス)の影響により、検知プロセスの十分なテストが行えませんでした。フッ素検知器の開発における次のステップとC8(注1)禁止の効果に関する報告書は、2021年秋の理事会に向けて準備されています。

FISは、競技の公平性を保証する信頼性の高いテスト方法を開発するというコミットを推進します。

Update on FIS Fluorinated Ski Wax Ban はこちら

(注1)フッ素系化学物質については次の章をご覧ください。
(注2)原文は「Skis」とありましたが、スノーボードも含まれると思われます。

C8フッ化炭素/PFOAとは

原文ではC8 fluorocarbons/PFOAあるいはC8と表記されていますが、全て同じ物質で日本名だと「ペルフルオロオクタン酸」となります。

これは、PFOA(Perfluorooctanoic acid)の日本語読みです。

化学式は「C8HF15O2」で、完全フッ素化された直鎖アルキル基を有するカルボン酸です。

分子中の炭素(C)の数によりフッ素(F)の数が決まるのでC8と表記されています。

この物質の問題点は、人体内での半減期(半分の量になる期間)が約3年で、発癌性などがあり、人体はもちろん自然環境に有害であるということです。

ウインタースポーツに限らず、既に欧米では利用廃止の方向で動き出しています。

日本でも指定化学物質に指定されていおり、平成29年(2017年)には、「PFOA」 および「PFOA の塩(えん)」の製造・輸入数量は、全て 0 トンとなったようです。

最後に

新型コロナウイルスの影響が、こんなところにも出てきています。

まずは、毒性の高いフッ素化合物の廃止から始まり、近いうちにフッ素化合物の全面廃止になりそうです。

公平性が保たれるのであれば、何の問題もないと思うので、環境に悪影響を与える物質は、早く廃止してほしいですね。

 

フッ素系ワックス使用禁止を、2021/2022シーズンに延期 はこちら
フッ素入りワックスの使用禁止が正式決定 はこちら

コメント

  1. ぜ〜んぜん関係ない話しですが。
    所長さんってワックスなに使ってるんですか?
    シーズン中はスキー場のロッカーの中なんですよね??
    ゲレンデ出る前にヌリヌリ?

    秘密?ですか?

    • えへへ、秘密です(笑)
      シーズンロッカーの前には、3台分のワックススタンドがあり、夕方は繁盛しています。
      液体ワックスを使う人も多いですね。

      • 秘密なんかい!。。。笑

        2〜3日に1回のペースでアイロン、その他は生塗りにしてるんですが。。。
        奥様+子供のヤツもなんで正直スキあらばサボりたい。。。

        春は所長さんもきっと知っている、液をポツっと垂らしてクルクル塗る、アレを使ってるんですが、なんと言うか毒っぽい?様な、コーティング感が無い?様な

        どっかに楽で、滑って、長持ちで、安いの無いのかねぇ?

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