毎年訪れてくる春。
一般の方は心が弾む季節だと思いますが、このブログをお読みの方には来てほしくないと思っている方も多いと思います。
私は、春のゲレンデが大好きで、一年中春雪が続いてくれたらいいのにな、と思っています(笑)
春コブ
春と言えばコブ。
夜間の冷え込みが弱くなってくると、朝一でもゲレンデが緩んでいます。
この状態からコブを造り始めると、コブはあっという間に成長し、昼頃には滑りごろの大きさになります。
ゲレンデの荒れもひどくなり滑りづらくなるので、自然とコブに人が集まってきて、ますますコブが大きくなっていきます。
夕方にはコブの溝が壺のように大きく削られ大きなコブになります。
そして、ゲレンデ終了後に圧雪車が入り、ゲレンデはリセットされ、次の日の朝を迎えます。
練習に最適な春コブ
コブの練習に、春コブほど適したないものはないと思います。
特にコブを苦手としている人にとっては、またとないチャンスです。
コブ造り
まず始めにコブを造ることが大変良い練習になります。
コブとは多くの人が同じ場所を滑ることによってできるものです。
コブを造ることにより、コブが滑れる人と同じラインどりを体感し、どこでスピードコントロールをしているか分かるようになります。
コブが苦手な方は、ぜひこのコブ造りに参加してください。
コブを造るのを邪魔するのは悪いな、とか思う必要はあります。
ボーゲンができれいば全く問題がありません。
ほぼ全ての人が、1人でも多くの人にコブ造りに参加してもらい、早くコブが成長をすることを願っています。
成長するコブ
ある程度のコブの輪郭ができてくると、あとは滑り込むだけです。
コブは人が滑るごとに、だんだんと成長していきます。
コブの苦手な人の多くは、吸収動作が不得意です。
コブの成長に合わせて、自分の滑れるコブより、少し大きなコブに挑戦することができます。
そして、自分の限界に達したら、その日は終了し、また次の日にリセットされたコブで始めから練習を再開することができます。
滑っているだけで自然と自分の限界を上がっていくのです。
柔らかいコブ
ある程度コブが滑れる人にとっても、柔らかい春コブは滑りの幅を広げるチャンスです。
締まったコブの時は怖くて挑戦できなかった、急斜面にできるコブや、縦コブに一歩踏み出す勇気を与えてくれます。
コブが柔らかいので、スピードをコントロールしやすく、また失敗してもそこまで痛くはありません。
自分が滑れなかったコブの練習をガンガン行ってください。
お手本がいっぱい
私のホームゲレンデのガーラ湯沢スキー場には、4月になると周りのスキー場からコブ好きの人が集まってきて、全ての中急斜面の両端はコブができます。
そんな状況なので、上手い人がいっぱいです。
特に、週末になると、両手で足りないぐらいの現・元デモの滑りを数メートルの距離で見ることができます。
間近でみると、滑りのヒントをたくさんいただけます。
最後に
このように、春コブは最高の練習環境を提供してくれます。
コブが大好きな方も、苦手にしている方も、春コブを楽しみましょう。
コメント
先週も朝はネトロン?を打ってあっただけだったのに、3時前にはご立派に。
落ちてく時に、自転車ペダル逆回転?みたいな足の使い方しないと空中に浮いてました。。。
確かにコブは春だし良い季節なんですよ。
なんだけど、シーズンが終わる事を納得できない。。。涙
毎年のことなので、春コブを楽しみましょう。