今日は冬至です。ナイター営業だけ行うスキー場をご存じですか?

スキー場 海外

今日、2022年12月22日は冬至、北半球で最も夜が長い日です。
冬の夜と言えば、ナイターですよね。
ナイター営業をしているスキー場はたくさんありますが、ナイター営業のみのスキー場があるのはご存じですか。
と言っても日本のスキー場ではなく、北欧のスキー場です。

北極圏

北極圏とは、北緯66度33分以北の地域で、一日中太陽の上らない極夜の日があります。
北極圏で陸地は、(小さな島は除いて)ユーラシア大陸の北欧とロシア、北米大陸のアメリカとカナダ、そしてグリーンランドがあります。
その中で、ある程度の規模があるスキー場があるのは北欧の3か国、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのみです。

ナイター設備

冬至の日に限らず、緯度の高いスキー場は日照時間が短く、ナイター設備がないと冬に営業することがほとんどできなくなってしまいます。
そこで、スキー場全体にナイター設備が設置されています。

ワールドカップも開催される フィンランドのLevi Ski Resortのライブカメラです。

ご覧の通り、一日中ナイター営業です。
あっ、夜の時間は営業していないですよ(笑)

補足)冬の間は、日本が7時間進んでいます。
   日本の時刻から7時間引くとフィンランドの時間です。

オーロラ

北極圏と言えばオーロラですよね。
北緯60度から70度はオーロラベルトと呼ばれており、オーロラが出現しやすい地域です。
真夜中に出現する可能性が高まりますが、運が良ければスキー場がオープンしている時間に、滑りながらオーロラを見ることができるかもしれません。
ちなみに私は、カナダのバンフ(北緯約51度)で一度だけオーロラを見たことがあります。
といって、緯度が低い場所なので、遠くの空がわずかに緑色になっている程度で、教えてもらわなければ分かりませんでした。
バンフに比べて高緯度にある、北欧のスキー場であれば、迫力あるオーロラを見ることができる可能性が高まります。

フィンランド最北のスキー場

Saariselka Ski & Sport Resortは、フィンランド最北、北極圏に位置するスキー場です。
サーリセルカ(Saariselka)村は「白い結婚式」で有名で、カップルはハスキー犬やトナカイに引かれたソリに乗ってチャペルにやってくることもあるそうです。

Aurora Tobogganing(オーロラ・トボガン)と銘打ったフィンランドで最も長いソリコースは、オーロラをイメージした光のアートでライトアップされ、その中でソリを楽しむことができます。

最後に

昨今、日本では、日中に十分滑れるので、ナイターを行う人が少なくなってきました。
しかし、ナイター前にゲレンデ整備が入れば、昼間以上に圧雪されて締まったゲレンデを楽しむことができます。
若くて元気のある方は、ぜひ滑ってみてください。

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