2020/2021シーズン SNOW JAPAN 強化指定選手リストが公益財団法人全日本スキー連盟から発表されました。
この強化選手を見れば、2020年の北京冬季五輪で活躍が期待できる種目が見えてきます。
種目名と強化指定選手数
ノルディックスキー、アルペンスキー、フリースタイルスキー、スノーボード競技の強化指定選手数です。
種目名 | 男子 | 女子 | 合計 |
ジャンプ | 16 | 11 | 27 |
ノルディックコンバインド | 16 | 8 | 24 |
クロスカントリー | 6 | 4 | 10 |
アルペン | 4 | 2 | 6 |
スノーボードアルペン | 3 | 6 | 9 |
フリースタイルモーグル | 9 | 8 | 17 |
フリースタイルエアリアル | 2 | 1 | 3 |
フリースタイルスキークロス | 4 | 1 | 5 |
スノーボードクロス | 5 | 4 | 9 |
フリースタルハーフパイプ・スロープスタイル | 8 | 6 | 14 |
スノーボードハーフパイプ | 4 | 3 | 7 |
スノーボードスロープスタイル・ビッグエア | 7 | 5 | 12 |
この表から見ると、ジャンプとノルディックコンバインド(複合)が最も期待されていて、次にフリースタイルモーグル、フリースタルハーフパイプ・スロープスタイル、スノーボードスロープスタイル・ビッグエアが続いているようにみえます。
強化指定ランク
しかし、個々の種目の強化指定選手のランクをみると、少し違った様相が見えてきます。
始めにランクについて説明します。
Sランク
ワールドカップで優勝を狙える選手です。
もちろん、オリンピックでもメダルが期待されます。
Aランク
少し幅が広いのですが、ワールドカップ上位入賞の可能性のある選手です。
今後の伸び次第でオリンピックのメダルに届く可能性があります。
カテゴリー別ランク
U20(20歳以下)などの、年齢によるカテゴリーです。
経験を積んで、次世代のエースとなる素質がある選手です。
実際には、種目ごとにランクの規定があります。
メダル期待の種目
メダルの期待のかかるSランクとAランクの選手数を抜き出してみました。
特にSランクの選手数に注目してください。
種目名 | S | A | S+A |
ジャンプ | 1 | 4 | 5 |
ノルディックコンバインド | 1 | 1 | |
クロスカントリー | 1 | 1 | |
アルペン | 1 | 1 | |
スノーボードアルペン | 2 | 2 | |
フリースタイルモーグル | 1 | 10 | 11 |
フリースタイルエアリアル | 0 | ||
フリースタイルスキークロス | 1 | 1 | |
スノーボードクロス | 1 | 1 | |
フリースタルハーフパイプ・スロープスタイル | 1 | 1 | |
スノーボードハーフパイプ | 4 | 3 | 7 |
スノーボードスロープスタイル・ビッグエア | 3 | 5 | 8 |
この表を見ると、スノーボードハーフパイプ、スノーボードスロープスタイル・ビッグエアが最も注目の種目だと言うことが分かります。
実際、昨シーズンあのX Gamesのビッグエアで日本女子が表彰台独占と言う快挙を成し遂げています。
スキーでは、毎年ワールドカップで複数回の優勝する、ジャンプとフリースタイルモーグルが続きます。
これら、4種目はメダル獲得の最右翼です。
最後に
2020/21シーズンは世界選手権、そして2021/22シーズンは北京五輪とビックイベントが続きます。
まだまだ時間があるので、若い世代の急成長の可能性もあります。
微力ながら、私も年会費をお支払いして応援しています(笑)
2020 / 2021 モーグル ワールドカップ、世界選手権 はこちら
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