2019/20シーズンのスキー場利用者数の統計データが出始めたので、ランキングを作成しています。
昨シーズンは小雪の影響で、スキー場の明暗がはっきり分かれました。
概要
昨シーズンは過去30年で飛びぬけて雪が少なく、また新型コロナウイルス対策のために外出自主要請も行われました。
しかし、あまりにも雪が少なかったので、外出自粛要請が出るまでにシーズンが終わってしまったスキー場がほとんでした。
かつてない出来事が、2つも同時起こってしまったわけですが、別々の年に起こることと比べれば、同じ年に起こったのは不幸中の幸いだったのではないでしょうか。
全てのスキー場は営業日数が少なくなり、あるいは営業すらできず、利用者数が激減しています。
まだ、一部のスキー場のデータしかありませんが、全国で利用者が20%程度減少しています。
しかし、中には営業日が少なくなったにも関わらず、利用者数を増やしたスキー場もありました。
これらのスキー場を少し説明していきたいと思います。
苗場スキー場
最も驚いたのが、苗場スキー場の利用者数です。
例年、単独のスキー場としては日本一の利用者数を誇っていたのですが、なんと利用者が半分以下になってしまいました。
いくら小雪とは言え、この規模でここまで落ち込んだスキー場は、ほかに見当たりません。
理由として考えられるのが、次にとりあげる かぐらスキー場の存在だと考えます。
かぐらスキー場
首都圏のスキー・スノーボーダーにとってはお馴染みの5月最終週まで営業しているスキー場です。
一方、週末はゲレンデにたどり着くまでに、リフト券購入とゴンドラ待ちでうん時間といわれるように、少々不便なこともあり、近隣のスキー場に十分雪があるときは客足が遠のき、一般的なスキー場のかき入れ時の1月、2月は利用者を減らします。
しかし、昨シーズンは近隣のスキー場に雪が十分になかったこともあり、シーズンを通してにぎわい、営業期間が1か月半も短かったにも関わらず、利用者は一昨年から微増となりました。
この、影響を最も大きく受けたのが、ドラゴンドラで繋がっている隣の苗場スキー場だったと考えられます。
ただ、両スキー場ともプリンス系なので、合わせて考えた方がいいのかもしれません。
エイブル白馬五竜&Hakuba47 と 白馬八方尾根スキー場
エイブル白馬五竜&Hakuba47が12%も利用者を伸ばす一方、白馬八方尾根スキー場 24%減少し、格差が開いてしまいまいした。
エイブル白馬五竜&Hakuba47の利用者が増えた理由はすぐに思いつかないので、もう少し調べてみたいと思います。
一方、八方のプレゼンスの低下は深刻です。
ゲレンデの規模、標高差、などゲレンデ自体では八方が魅力的に見えますが、近年の凋落ぶりをみていると根の深い問題があるように思えます。
外国人を誘致すればよいという話でなく、日本人客を取り戻す方法がより重要な課題だと思います。
最後に
これから徐々に他の主要なスキー場のデータがでてくると思いますので、おいおい更新していきたいと思います。
暫定版ですが、ベスト10を掲載していますので、こちらもご訪問ください。
2019/2020シーズン 利用者の多いスキー場 ベスト10 はこちら
コメント