2021年アルペンスキー世界選手権の会場に決定していたコルチナ・ダンペッツォが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、主催者のFISに対し2022年に延期を申し入れていた問題が解決しました。
最終的にはコルチナ・ダンペッツォがFISの要望を受け入れ、当初の計画通り2021年2月7日(日)から21日(木)に世界選手権が開催されます。
まずは、スケジュールが確定して良かったです。
コース
特設Webサイトに急斜面で有名な女子ダウンヒルコースのデータが載っていました。
なんと、最大斜度は65%、聞くだけで恐ろしい数字です。
女子ダウンヒルコース
スタート地点:2,320 m
ゴール地点 :1,560 m
標高差 : 760 m
距離 :2,560 m
最大斜度 : 65 %
平均斜度 : 30 %
この岩の間が(たぶん)一番斜度の急な部分です。
イラストで大変分かり易いコースマップはこちらです。
設備投資
世界選手権開催に向けて、コルチナ・ダンペッツォは設備投資を行っています。
主なプロジェクトは、大会が開催されるトファナ・スキーエリア(Tofana ski area)で実施されています。
- 専用トレーニングコースの新設
- 街(Cortina)とスキー場(Col Drusciè)を結ぶ新ケーブルカー(Freccia nel cielo)の建設
- スキー場全体を守るための、最新の雪崩制御(アバランチコントロール)システム
- ゴールエリアの再整備
- 2つのスキーエリアを結ぶ「Son dei Prade ー Bai de Dones」間の新ケーブルカー
これは、全長 4.5 kmに及ぶ壮大な計画です。
ちなみに、ドラゴンドラ(苗場ー田代)は全長5,481mです。
CORTINA 2021: FIS ALPINE WORLD SKI CHAMPIONSHIPS TO LOOK TO THE FUTURE WITH CONFIDENCE AGAIN(プレスリリース) はこちら
コルチナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo) イタリア
2026年、ミラノと共催で2度目の冬季オリンピックが開催されます。
前回1956年の冬季オリンピックでは猪谷千春選手が、アルペンで日本人唯一のメダル(銀)をスラロームで獲得しています。
Ski pass Cortina d'Ampezzo
★★★★☆ · 山岳ケーブルカー · Via Guglielmo Marconi, 15
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