スキー テクニカルプライズ合格への近道

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シーズンも終盤に差し掛かり、多くのスキー、スノーボード検定が開催されています。

その中で難関と言われるテクニカルプライズ合格への近道をデータに基づき考察したいと思います。

これから受験しようと考えている方にとっては、衝撃的な内容かもしれないので、心して読み進めてください。

参考としたデータ

考察を行うにあたり、参考としたデータは次の通りです。

テクニカルプライズ検定、全5回

主催    :新潟県スキー連盟
検定会場  :2019年、石打丸山、岩原、上越国際
      :2021年、石打丸山、岩原
延べ受験者数:322名

検定員はほぼ全員、現・元ナショナルデモンストレーター、SAJデモンストレーターで、テクニカルと同時に行われるクラウン検定と持ち回りで担当されています。
長い間、同じ方が検定員を行っているので、会場間での採点のばらつきは小さいと思います。

ちなみにこの方々、目合わせ(3名ぐらいの受験者を採点した時点で互いの点数を確認すること)なしで検定を行うぐらい採点基準がぴったりとあっています。

合格者数と合格率

この5回の検定で合格者は20名で、合格率は6.2%でした。
全国平均と比べると、合格率は低いのではないでしょうか。

受験者数:322名
合格者数:  20名
合格率 : 6.2%

平均点と得点分布

種目別の平均点は大回りのみ73.3点で、他の3種目は73.5点でした。
実際の点数で言うと、平均的な受験者は2種目が73点で2種目が74点となります。

種目フリー大回り小回り不整地合計
平均点73.573.373.573.5293.8

合計点は293点から296点の人が最も多くなっています。

合格者

合格者は20名でしたが、この中で加点が1種目でもある人は16名いました。
すなわち、加点の種目なしで合格した人はたった4名しかいなかったことになります。
加点無しでの合格率は1.2%となり、合格することよりはるかに高いハードルです。

合格者(20名:6.2%)の得点

  • 全種目76点以上:1名
  • 3種目76点以上:5名
  • 2種目76点以上:7名
  • 1種目76点以上:3名
  • 全種目75点  :4名(1.2%)

種目別加点者数

合格者20名の種目別加点者数です。
大回り系の種目(フリー、大回り)より、小回り系の種目(小回り、不整地)が得意の人が多いことが分かります。

合格者20名の種目別加点者数

  • フリー:7名
  • 大回り:6名
  • 小回り:11名
  • 不整地:12名

合格者の中で、2種目76点以上の人が7名と最も多かったわけですが、内訳は小回り系の2種目(小回り、不整地)で加点をした人がほとんどでした。

  • フリーと大回りで加点:1名
  • 小回りと不整地で加点:6名

たまたまかもしれませんが、全受験者(322名)の中で小回りで加点した人は11名で、全員合格していました。

希望が持てる話題

弱点がある方に、希望が持てる話題をご紹介します。
合格者の中には、73点の種目がある人や、2種目が74点の人がいます。
加点できる種目があれば、弱点はカバーできるということですね。

合格への近道

上記のデータから、テクニカルプライズに合格する近道が見えてきました。

  • 得意種目があれば、加点できるまでさらに伸ばす。
  • 得意種目をつくりたいのであれば、小回りと不整地の2種目を伸ばす。

このどちらかを行うことが合格への近道、いやほぼ必須事項だと思います。
ちなみに1種目でも加点を出した人は322名中29名(9.0%)でした。
ハードルは高いと思いますが、達成したときの喜びもひとしおだと思います。
努力を続ければ必ず合格するとは言えませんが、努力を続ける価値はあると思います。

みなさんの頑張りを応援しています。

 

SAJ、SIAスキー検定(バッジテスト)のまとめ はこちら

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コメント

  1. 2級、1級、テクニカル、クラウンとそれぞれ大きな壁があると思いますが、中でも1級とテクニカルの壁が高い印象があります。

    1級は指導員になるための必須要件として、まさに「基礎」がしっかりできているかを重視するのに対して、プライズテストは、混雑したゲレンデではあまり出すことのない(出すと危険な)高速域での正確なスキー操作が重視され、ちょっと言い方は悪いですが「スキー道を究めんとする技術ヲタクのためのテスト」というか(良い意味で…)。

    テクニカルは1級に受かったばかりの人の記念受検も多いと聞きますが、それにしても4種目の平均で73点以下という人が1/3ほどもいるというのは驚きました。73点(合格点-2点)でも「話にならないレベル」とも聞きますが、72点以下も少なからず出ているのですね。最低の280点というのは一体どういう滑りだったのか…(最高の309点も気になります)。

    ヒストグラムからは半数以上が記念受検レベルで、ガチで受かるつもりの人は298点以上の42人で実質合格率は5割、せいぜい297点以上の67人で合格率3割ということでしょうか。

    ネット上では「1級(プライズ、準指)なのにコブをまともに滑れないヤツ」が槍玉に挙げられることが多いのですが、加点が多いという「小回りと不整地」の中身が気になります。整地小回りは練習しやすいですし練習熱心な人が多いので分かりますが、不整地で加点の人も結構いるのか。だとしても、逆に不整地は減点で合格の人も多くてバラツキ(得手・不得手)が大きいのかもしれませんが。

    2級まではまだしも、1級以上は「全種目合格点以上」を合格要件にした方がいいのではないかとも思うのですが、そうなるとちょっとどころではなく合格者が減るのですね。だったらせめて「-2点があったらダメ」あたりでしょうか。合格基準に惜しくもないレベルの種目があっても合格というのは、私のイメージする検定の趣旨にそぐわない感じがします。

    プライズテストなんかは「全種目合格点以上」くらいにハードルが高くても、あるいはそれくらい高い方がいいように思わなくもありません。

    • 私も1級とテクニカルの間に大きな壁がある思います。
      成績上位者は、若いレーサーの方が多く、整地の滑りが全く違います。
      不整地はバラツキの多い種目です。加点の方は22名です。合格者はコブと小回りを同じ技術で滑っていますが、コブだけ別の滑りをする方は、整地の点が伸び悩んでいます。
      全種目75点以上だと合格者は12名(合格率3.7%)となり、更なる高い壁になってしまいますね。

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