近年、バックカントリーが流行っていますが、気をつけなければいけないことの一つとして雪崩があります。
雪崩に巻き込まれた場合、自力脱出はまず不可能です。
雪崩ビーコンを着けることにより、救助してもらえる可能性を上げることはできますが、それでも雪崩で雪に埋まってしまうと10分がタイムリミットと言われています。
このような状況の中、画期的な雪崩対策小型エアバックが開発されました。
AEROSIZE VEST ONE
ポーランドのAEROSIZE社が開発した、装着可能なハイブリッド構造のアバランチエアバッグAEROSIZEシステム。
同社の特許に基づき、部品の小型化に成功し、着脱が容易になりました。
どのように動作するか、動画をご覧ください。
ハイブリッド・エアバッグテクノロジー
カートリッジから放出される圧縮ガスは、アバランチエアバッグのフレームのみを膨らませます。
フレームが広がることで、周囲の空気が流入し、エアバックが完成します。
ハイブリッド・エアバッグフレーム
人が持っているフレームが、エアバックの中に入っています。
仕様
174 リットル
アバランチエアバッグ容積(拡張時)
32 リットル
カートリッジからのガス充填時のフレーム容積
51 g
カートリッジのアルゴンガス総量(25.5 gが2個)
3 秒
アバランチエアバッグの膨張時間
価格
AEROSIZE | Vest ONE – Extended Kit (cylinders for 2 inflations included)
定価:749ユーロ(約98,000円)
次のWebで、商品を360度回転して見ることができます。
Aerosize 360
最後に
雪崩の危険がある場所や時期には、その場所に行かないことが一番です。
しかし、安全だと思われるところでも、雪崩が発生することがあります。
雪崩から命を守れる可能性を高めることが出来るようになることは、良いことですね。
AEROSIZE社のホームページ(英語)です。
AEROSIZE – Avalanche Airbags
コメント