先日のブログで書いたように、今シーズン2回目のクラウンプライズ検定の見学(ビデオ係)を岩原スキー場でしてきました。
今回は撮影する人が少なく、比較的ゆっくりと受験者の滑りを見ることができました。
検定バーン
不整地小回りはチャレンジコースの下からみて左半分で行われます。
このコースは、最大斜度23度、平均斜度18度という、プライズ検定にしては緩やかな斜面です。
加えて、気温も上がり、雪面硬化剤を入れているようですが、あまり効いていませんでした。
受験者の滑り
さすがクラウン受験者の方々です。
ほとんどの方がスムーズにコブを滑られていて、見ている方からすると、どうやって点数をつけるのだろうと考えてしまうほどでした。
下の写真は、テクニカルとクラウン受験者120名弱の演技が終わった後のコブを上から撮ったところですが、コブは小振りです。
下を向いて一番左のコブのピッチはややタイトで、真ん中のコブはオーソドックスな形をしていました。
何本か滑りましたが、縦にでも、回し込んでも、(降りるだけなら)どのようにでも滑れました。
得点
しかし、得点を集計をしてみてビックリしました。
過去3年で5回、岩原と石打丸山で行われたクラウン検定の中で、平均点が一番低かったのです。
コース状況があまりにも優しすぎたためか、採点が厳しめになっていました。
ほとんどの人が、スムーズにコブを滑り降りてきていたにも関わらずです。
会場 | 2019年 石打丸山 | 2019年 岩原 | 2020年 石打丸山 | 2021年 石打丸山 | 2021年 岩原 |
平均点 | 79.0 点 | 78.7 点 | 78.9 点 | 78.9 点 | 78.5 点 |
石打丸山スキー場の不整地小回りの検定バーンはダイナミックコースAで行われます。
最大斜度の24度がずっと続く難コースです。
この時は、ほとんどの人が板を横に振って、転倒やコースアウトする人が何人もいましたが、平均点が0.4点も高く出ていました。
1種目0.4点と聞くと大したことがないように思えますが、4種目すると1.6点で、全受験者の平均と考えると、とんでもない差です。
得点の出る滑り方
さて、みなさんが一番知りたい、得点の出る滑り方です。
それは、小回りで得点のでる滑り方をすることです。
すなわち、板をたわませ、たわみを開放と板をフラットにするタイミングを合わせて、横方向への移動速度を上げることです。
滑っている感覚としては、ほとんど整地小回りです。
実際の検定でも縦に早いだけの滑りには、得点が出ていませんでした。
ちなみに、石打丸山会場のコブは条件が厳しので上記のような滑りはできず、雪面としっかりとコンタクトをとり、スピードをコントロールした滑りの人に高得点が出ていました。
見た目の上手さ通りの点数がでていました。
最後に
なんで、お前が得点の出し方をしっているんだ?
お前はそんなに上手いのか?
と疑問に思われたあなたに、種明かしをします。
なぜ、高得点のでる滑りが分かるかというと、それは、その場にいた、さるお方から直接滑り方をお聞きしたからです。
確かな情報だと思いますよ(笑)
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