中止かと思われていたモーグルの世界選手権が復活し、2021年3月8、9日にカザフスタンのアルマトイ(Almaty)で行われることになりました。
その関係で、同スキー場で行われる予定のモーグルワールドカップの最終戦が3月14日になり、かつモーグルからデュアルモーグルに変更になりました。
ワールドカップ、世界選手権
当初は7会場で、モーグル7戦、デュアルモーグル3戦が予定されていましたが、3会場が中止となり、モーグル3戦、デュアルモーグル3戦の合計6戦で争うことになりました。
そして、世界選手権は中国の張家口から、カザフスタンのアルマトイに変更になりました。
同じ年に世界選手権とワールドカップが同一会場で行われのも、オリンピック前年にオリンピック会場(予定)でどちらの大会も行われないのも初めてではないでしょうか。
- 2020年12月5日 ルカ(Ruka)、フィンランド
- 2020年12月12、13日 イードレッヒャール(Idre Fjall)、スウェーデン
- 2021年2月4-6日 ディアバレー(Deer Valley)、アメリカ
- (中止)2021年2月19-21日 カルガリー(Calgary)、カナダ
- (中止)2021年2月13、14日 田沢湖、日本
- (中止)2021年2月17-28日 ザンジアコウ(張家口:Zhangjiakou)、中国 世界選手権
- 2021年3月8、9日 アルマトイ(Almaty)、カザフスタン 世界選手権
- 2021年3月14日 アルマトイ(Almaty)、カザフスタン
- (中止)2021年3月13、14日 クラスノヤルスク(Krasnoyarsk)、ロシア
逆転優勝の可能性
ワールドカップも残すは1戦のみとなりました。
開幕戦で優勝という最高のスタートを切った堀島選手ですが、そのあとがさえず総合優勝は難しくなってきました。
自力総合優勝が可能なのは、GRAHAM MattとCAVET Benjaminの2選手のみで、最終戦で1位になれば決まります。
怪我からの復帰を連勝で飾ったミカエル・キングズベリー選手。
しかし、最終戦に優勝しても300ポイントにしかならず、総合優勝の可能性は限りなく低い状況です。
堀島選手の優勝の可能性はどうでしょうか。
最終戦で1位になった場合、GRAHAM Matt選手が4位以下、CAVET Benjamin選手が3位以下であれば優勝です。
2位になった場合は、GRAHAM Matt選手が7位以下、CAVET Benjamin選手が4位以下そしてFJALLSTROM Ludvig選手が3位以下となる必要があります。
数字的には少し厳しくなってきましたが、最終戦に優勝して来シーズンに続く終わり方をしてほしいですね。
順位 | 男子 | 国籍 | ポイント |
1位 | GRAHAM Matt | オーストラリア | 289 |
2位 | CAVET Benjamin | フランス | 271 |
3位 | FJALLSTROM Ludvig | スウェーデン | 258 |
4位 | 堀島 行真 | 日本 | 246 |
5位 | SUMMERS Brodie | オーストラリア | 210 |
6位 | KINGSBURY Mikael | カナダ | 200 |
- 15位 杉本 幸祐
- 33位 小山 貴史
- 41位 藤木 豪心
- 43位 松田 颯
女子は女王LAFFONT Perrineの総合優勝が決まっています。
川村選手が2位と健闘しており、この位置をキープしてほしいですね。
順位 | 女子 | 国籍 | ポイント |
1位 | LAFFONT Perrine | フランス | 445 |
2位 | 川村 あんり | 日本 | 270 |
3位 | SOAR Hannah | アメリカ | 250 |
4位 | OWENS Kai | アメリカ | 234 |
5位 | KAUF Jaelin | アメリカ | 233 |
6位 | JOHNSON Tess | アメリカ | 197 |
- 7位 冨髙 日向子
- 8位 住吉 輝紗良
- 11位 星野 純子
- 16位 伊原 遥香
- 17位 柳本 理乃
最後に
堀島選手が一躍世界のひのき舞台に立ったのが、2017年の世界選手権でのモーグル、デュアルモーグルの2冠獲得でした。
あれから4年、成長した堀島選手の世界選手権での優勝と、ワールドカップの逆転総合優勝を期待しています。

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