2021年2月7日(日)石打丸山スキー場で行われた、クラウンプライズ検定を見学してきました。
全受験者の全種目を見学した感想を加えてあります。
合格率
新潟県スキー連盟主催のクラウンプライズ検定は、テクニカルプライズ検定と同時開催です。
クラウンの検定員は、ナショナルデモンストレーター2名と元ナショナルデモンストレーターの方でした。
クラウンプライズ検定
主催 :新潟県スキー連盟
会場 :石打丸山スキー場
受験者数:45名
合格者数: 3名
合格率 :6.7%
過去3回の合格率の平均が9.0%だったので、いつもより1名合格者が少なかったようです。
得点分布 合計点
平均点は、ほぼ79点オールの315.7点で、過去3回の平均点とまったく同じでした。
検定員の見る目がしっかりしている証拠ですね。
得点分布は、316点(79点 x 4)と314点が最頻値で、約半数の人は314~316点の間でした。
合格者は3人、1点足りない人も2人しかおらず、合格するのがいかに難しいか良く分かります。
最高点:322点(+2点)
平均点:315.7点
最低点:312点(-8点)
得点分布 種目別
全種目とも79点が最頻値で、種目毎の平均点もほぼ79点でした。
特徴的だと思ったことは、大回り系(フリー、大回り)の滑りよりも小回り系の滑り(小回り、不整地小回り)の方が、合格点が出やすいことです。
2点以上の加点は不整地小回りで2人だけで、滑りは明らかに他の方と違い、観戦者から声がでるほどでした。
逆に言うと、そこまで飛びぬけていないと2点の加点は難しいということだと思います。
1点加点した方は3名で、この方々でも「上手い」と誰でも分かる滑りをしていました。
80点と79点の境は難しく、私の目では明確な違いが分かりませんでした。
フリー | 大回り | 小回り | 不整地小回り | |
84点 | 1 | |||
83点 | ||||
82点 | 1 | |||
81点 | 1 | 2 | ||
80点 | 5 | 6 | 9 | 6 |
79点 | 30 | 29 | 23 | 21 |
78点 | 9 | 8 | 11 | 14 |
77点 | 1 | 1 | ||
76点 | 2 | |||
平均点 | 78.9点 | 79.0点 | 79.0点 | 78.9点 |
合格者
合格者は3名でしたが、全種目80点(合格点)の方は一名だけでした。
コブで84点は凄すぎですが、何か得意種目をつくることが合格の早道のように思えます。
フリー | 大回り | 小回り | 不整地小回り | 合計 |
79点 | 79点 | 80点 | 84点 | 322点 |
80点 | 80点 | 80点 | 80点 | 320点 |
80点 | 81点 | 80点 | 79点 | 320点 |
最後に
クラウン受験者の得点をみていて気が付いたのですが、77点以下の得点は4名(8.8%)でした。
その内の2名は、コブでの失敗があったので実質2名かもしれません。
ということは、みなさん最低でも78点をとる実力があるということは、テクニカル合格者が受験したら平均78点になるのかもしれません。
ちなみに、過去3回の検定でも77点以下の種目がある人が12.4%だったので、あながち間違いではないかもしれません。
ちなみにテクニカルでは72点以下(-3点)の種目がある方が、42%いることを考えると、最低点が「合格点-2点」ではないようです。

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