開催を模索していたモーグル世界選手権のキャンセルが正式に決まり、今シーズンのスケジュールの変更が決まったようです。
世界選手権
当初は2021年2月17-28日に、中国 ザンジアコウ(張家口:Zhangjiakou)で開催予定でしたが、中国政府の入国制限(14日間の隔離期間)によりワールドカップのスケジュールに影響を及ぼすため中止となりました。
代替えの開催地は、一旦はカルガリーとなっていましたが、こちらも中止となり、今シーズンの世界選手権は行わないことが決定しました。
来年は北京オリンピックがあることから、2年に1度の世界選手権は1回飛ばすことになると思われます。
ワールドカップ
当初は7会場で、モーグル7戦、デュアルモーグル3戦が予定されていましたが、3会場が中止となり、モーグル4戦、デュアルモーグル2戦の6戦で争うことになりました。
12月の連戦はスムーズに行われただけに、その後の中止は残念です。
- 2020年12月5日 ルカ(Ruka)、フィンランド
- 2020年12月12、13日 イードレッヒャール(Idre Fjall)、スウェーデン
- 2021年2月4-6日 ディアバレー(Deer Valley)、アメリカ
- (中止)2021年2月19-21日 カルガリー(Calgary)、カナダ
- (中止)2021年2月13、14日 田沢湖、日本
- 2021年3月6、7日 アルマトイ(Almaty)、カザフスタン
- (中止)2021年3月13、14日 クラスノヤルスク(Krasnoyarsk)、ロシア
現在の順位
2会場3戦が終了し、残りも同じく2会場3戦となりました。
ちょうど折り返し地点になりますが、堀島選手が首位と同ポイントの2位につけています。
彼の実力からしたら残り3戦全勝しても不思議ではなく、総合優勝に一番近いポジションにいることは間違いありません。
順位 | 男子 | 国籍 | ポイント |
1位 | FJALLSTROM Ludvig | スウェーデン | 172 |
2位 | 堀島 行真 | 日本 | 172 |
3位 | GRAHAM Matt | オーストラリア | 149 |
4位 | TADE Marco | スイス | 147 |
5位 | SUMMERS Brodie | オーストラリア | 146 |
6位 | CAVET Benjamin | フランス | 131 |
- 26位 杉本 幸祐
- 27位 小山 貴史
- 34位 松田 颯
女子は女王LAFFONT Perrineが3戦全勝と圧倒的な強さを見せています。
川村選手も2戦目で2位になるなど健闘しており、早く初優勝を見たいですね。
順位 | 女子 | 国籍 | ポイント |
1位 | LAFFONT Perrine | フランス | 300 |
2位 | KAUF Jaelin | アメリカ | 205 |
3位 | 川村 あんり | 日本 | 172 |
4位 | SOAR Hannah | アメリカ | 141 |
5位 | DUFOUR-LAPOINTE Justine | カナダ | 110 |
6位 | SMIRNOVA Anastasiia | ロシア | 108 |
- 8位 冨髙 日向子
- 10位 住吉 輝紗良
- 15位 星野 純子
- 16位 伊原 遥香
- 17位 柳本 理乃
最後に
朗報です。
練習中に怪我をして出場をとりやめていた、ミカエル・キングズベリー(KINGSBURY Mikael)選手が次戦からワールドカップに戻ってきそうです。
試合数を考えると、今シーズンの総合優勝は難しくなりましたが、復活の優勝に期待です。
#でも、堀島選手に勝ってほしい(笑)
https://twitter.com/MikaelKingsbury/status/1351301977569976320

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