2020年12月5日、フィンランドのルカ(Ruka)で開催されたモーグル ワールドカップの開幕戦、見事、堀島選手の優勝で幕が開けました。
昨年の王者、ミカエル・キングズベリー(KINGSBURY Mikael)選手が練習中に怪我をしてしまい、ライバル不在の中、2位に大差をつけて優勝しました。
昨年の成績から考えても勝つことが当たり前と思われている中、期待通りに優勝できるところがさすがです。
女子選手は決勝に4名が残ったのですが、残念ながら決勝2走目に進むことができませんでした。
順位 | 男子 | 女子 | ||
1位 | 堀島 行真 | 日本 | LAFFONT Perrine | フランス |
2位 | TADE Marco | スイス | KAUF Jaelin | アメリカ |
3位 | FJALLSTROM Ludvig | スウェーデン | SMIRNOVA Anastasiia | ロシア |
4位 | WALCZYK Dylan | アメリカ | DUFOUR-LAPOINTE Justine | カナダ |
5位 | GRAHAM Matt | オーストラリア | SOAR Hannah | アメリカ |
6位 | SUMMERS Brodie | オーストラリア | OWENS Kai | アメリカ |
ミカエル・キングズベリー
心配なのがワールドカップ9連覇中の絶対王者ミカエル・キングズベリー選手です。
自身のtwtterで、次のように報告がありました。
「トレーニング中に転倒してしまい、T4とT5の椎骨を骨折してしまいました。幸いなことに、骨折したのは背骨の後ろの方なので、神経に影響はありませんでした。休んですぐ戻ってきます。」
文面からはひびが入ったということのように感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。
骨折だけであれば数か月で完治しますが、その間にトレーニングがどのくらいできるかで、復帰までの時間が変わってくるので心配です。
世界選手権の開催地変更
2021年2月17-28日に中国 ザンジアコウ(張家口:Zhangjiakou)で開催予定であった、世界選手権の中止が発表されました。
新型コロナウイルスの影響で、中国に入国後14日間の隔離期間が必要で、WCのスケジュールに影響を与えることが原因です。
今回の世界選手権は、2022年北京五輪の運営テストも兼ねていたため、中国国内の選手だけで別の大会を行うことを検討しているそうです。
代替えの会場を探しており、確定次第発表予定です。
FIS World Championship and World Cup events in Beijing cancelled はこちら
最後に
今年ほど、開幕できること自体が嬉しい年はなかったのではないでしょうか。
北欧を皮切りに、北米、日本、世界選手権(開催地未定)、カザフスタン、ロシアと西回りに世界を一周する予定がたてられています。
無事に全戦行えることを祈っています。
2020 / 2021 モーグル ワールドカップ、世界選手権 はこちら
コメント