スキー場の強い味方、人工造雪機の能力

スキー場 国内

イエティに続き、軽井沢スキー場もオープンしました。

この時期のスキー場、空から雪が降ってくるわけではなく、雪を造ってゲレンデに撒いています。

もう少し正確に言うと、雪ではなく氷を砕いて作ったフレークです。

これらの機械を人工造雪機といい、気温が10数度でもゲレンデを造ることができます。

一方、水を噴き出して空中で凍らせる機械を、人工降雪機といいます。

詳しくは、過去のコラムをご覧ください。

2種類のスノーマシン、雪の造り方 はこちら

業界の雄、アイスマン

人工造雪機の国内最大手はアイスマン(株)で福岡県久留米市にある会社です。

というか、近年、大型の人工造雪機を造っている会社は国内でこの会社だけのようです。

#イベント用など、小型の人工造雪機メーカーはあります。

同社のHP、ブログ、youtubeをみると次のスキー場に納入しているようです。

  • 静岡県:スノーリゾートイエティ
  • 長野県:軽井沢プリンスホテルスキー場
  • 岐阜県:スノーウェーブパーク白鳥高原
  • 埼玉県:狭山スキー場
  • 大分県:九重森林公園スキー場
  • 香川県:スノーパーク雲辺寺(残念ながら先シーズンをもって廃業しました。)

導入した人工造雪機のスペックをみると、六甲山スキー場もアイスマンの製品にみえましたが記載を見つけられませんでした。

造雪の映像です。

巨大な、かき氷製造機ですね(笑)

雪製造能力

この人工造雪機、どのくらいの雪の製造能力があるのでしょうか。

ユニットの単位としては、最大のもので240トン/日の造雪能力があるようです。

複数ユニットの導入して、造雪能力を増やすことも可能です。

スキー場の発表資料から造雪能力を探してみました。

  • ユートピアサイオト :1420トン/日
  • スノーパークイエティ:650トン/日
  • 六甲山スキー場   :240トン/日
  • 狭山スキー場    :200トン/日

ユートピアサイオトの造雪能力にびっくりしました。

HPでは、日本最大級とうたっているということは、もっと造雪能力が高いゲレンデがあるということですが、どこなのでしょうか?

イエティのゲレンデで検証

ここでイエティを例にとって造雪能力を検証をしてみましょう。

氷は、同じ重さの水よりも約10%体積が多く、また、ゲレンデに雪を敷き詰めた場合、隙間に空間ができるので体積がより大きくなります。

一方、0℃以上の温度で雪をゲレンデに撒いているので、溶けて減る分があります。

これらを相殺して、単純に「1トンの氷=1立方メートル(1m x 1m x 1m)」として考えます。

イエティのゲレンデ長は約1000mです。

積雪を50cmと仮定すると1日約1.3mの幅のゲレンデを造ることが可能です。

(幅)1.3 m =(造雪能力)  650 トン/((長さ)1000 m  x(厚さ)0.5 m)

今年は約1週間でゲレンデが完成させたので、(幅)9.1m=1.3m(幅/日)x7(日)になります。

一方、狭山スキー場の発表では、オープンまでに10000トンの雪を撒き、6300トンのゲレンデ(300m x 30m x 0.7m)を造るといっているので37%が融ける計算のようです。

気温が違うので同じ条件にはなりませんが、(幅)6.1 m=(幅)9.1m x(1 – 0.37)と考えると、計算と実際のゲレンデの大きさがほぼ同じですね。

最後に

六甲山スキー場のように、ほぼ完全人工雪でも14万人以上の来場者を集め、順調な営業を行っているところもあります。

安定したゲレンデコンディションであれば、来場者も安心でき、身近なウインタースポーツとして若い世代にも定着していく思います。

スキー場の積極投資に期待です。

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