主要な自治体からスキー場利用者数のデータがでてきましたので、2019/2020 利用者の多いスキー場 ベスト10 の確定版をアップしました。
小雪、新型コロナウイルスの影響で順位が激変しました。
小雪の影響
利用者の多いスキー場のほどんどは、安定した降雪があり、かつ標高が高いところに位置しているため、他のスキー場に比べ影響は軽微でした。
が、十分雪のあるゲレンデ上部への移動に制限のあるスキー場では、利用者を大きく減らしています。
その一方で、周辺のスキー場に十分な積雪が無いことにより、利用者数を増やしたスキー場もありました。
新型コロナウイルスの影響
一番大きな影響は、入国制限により海外からの来場者が2月以降ほぼなくなったことです。
加えて、自主規制により、修学旅行、コンサートなどの集客力の大きいイベントが軒並み中止になりました。
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言がだされたのは、4月7日で既にシーズン終盤に差し掛かっていたことから、国内個人の利用者数への影響はあまり大きくなかったと考えられます。
順位変動が大きかったスキー場
ベスト10の中から、1位と、隣接する2組のスキー場の利用者数の考察をしたいと思います。
⇒ 1位 志賀高原18スキー場
志賀高原が安定の1位でした。
利用者数は約7%の減少で、小雪の影響が少なかったスキー場のひとつです。
⇑⇑ 2位 エイブル白馬五竜&Hakuba47
⇓⇓ 8位 白馬八方尾根スキー場
この二つのスキー場は対照的な結果となりました。
八方尾根は、上部には十分な積雪があったのですが、麓に雪がつなかない期間が長く、登り下りともにゴンドラを利用することが利用者離れを起こした一因と考えられます。
また、白馬周辺では海外からの集客に一番力をいれていたこともあり、約24%と大きく利用者を減らしました。
一方、八方尾根の利用者を取り込んだのがエイブル白馬五竜&Hakuba47で、なんと利用者が約12%も増加しました。
この規模のスキー場としては、群を抜いた利用者増です。
⇑⇑ 5位 かぐらスキー場
⇓⇓ 7位 苗場スキー場
一昨年2位の苗場が、信じられないことに利用者を約55%も減らし、7位に急降下してしまいました。
小雪、団体客の自主規制、入国制限、全てのマイナス要因の影響をもろに受けてしまいました。
その一方で、ドラゴンドラで繋がっているかぐらスキー場は、例年10万人の利用者がある4月、5月の営業が行えなかったにも関わらず、利用者が微増しました。
駐車場からメインゲレンデまでの移動に時間を要するかぐらスキー場は、例年2月、3月の利用者が落ち込むのですが、積雪が十分にあったことから、昨年は利用者の落ち込みはありませんでした。
最後に
ほとんどのスキー場にとって、災難が重なった昨シーズンでした。
長期予報では、今シーズンは、例年並みの気温になると言われています。
昨シーズンの分まで楽しめるシーズンになってほしいです。
全部の順位を載せています。
2019/2020 利用者の多いスキー場 ベスト10 はこちら
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