２年連続営業中止（涙）　日本最南端、五ヶ瀬ハイランドスキー場

2022年9月23日、五ケ瀬ハイランドスキー場に続く唯一のアクセス道が、台風14号の影響により土砂崩れを起こしたというショッキングなニュースがあり、9月26日に2022/2023シーズンの営業中止が決まりました。
そして、2023年7月31日、アクセス道の復旧が進まず2023/2024シーズンの営業中止が発表されました。

五ヶ瀬ハイランドスキー場2024シーズン営業の中止のご報告　はこちら

facebookに詳細な説明がありましたので転載します。

五ヶ瀬ハイランドスキー場　facebookより

五ヶ瀬ハイランドスキー場

九州の熊本県との県境、宮崎県五ヶ瀬町にある日本最南端かつ最西端のスキー場です。
標高 1,610 m のゲレンデの頂上から、360度の大パノラマが楽しめます。
また、造雪機（アイスクラッシャー）を備え、12月から滑走可能です。
バブル絶頂期の1990年に開業しましたが赤字が続き、芋焼酎「霧島」で有名な雲仙酒造などが出資する第三セクター、株式会社五ケ瀬ハイランドに運営が引き継がれました。
その後、経営は盛り返し一時期累計損失を一掃しました。

近年の経営状況

いつのまにか、第三セクター　株式会社五ケ瀬ハイランドは100％五ヶ瀬町の出資となっていました。
因果関係は分かりませんが、近年は低迷が続いています。
南ちゃんの大活躍で一時期利用者数が４万人に回復しましたが、ここ数年、小雪、新型コロナウイルスの影響で当面の目標である３万人を大きく割り込んでいます。
バスツアーが催行されていないのも一因と考えられます。

株式会社五ケ瀬ハイランド

第三セクター、株式会社五ヶ瀬ハイランドは、五ケ瀬ハイランドスキー場と、ごかせ温泉森の宿木地屋を運営し、赤字に苦しんでおり町からの援助が無くなれば直ぐに破綻です。
今回の土砂崩れによる営業中止の影響が反映される第29期決算では、財務状況が悪化していることが容易に想像できます。

収益計算書

単位：千円	第24期	第25期	第26期	第27期	第28期
	2018年5月期	2019年5月期	2020年5月期	2021年5月期	2022年5月期
売上高	256,787	234,481	200,948	158,917	213,478
営業損益	▲17,230	▲23,116	▲40,602	▲55,920	▲37,834
当期純損益	▲13,661	▲21,387	▲35,797	▲31,178	▲7,788